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シグナル 


tvN 10周年特別企画ドラマ「シグナル/시그널」
現在と過去の刑事が古い無線機で交信しながら長期未解決事件を解決して行くドラマ

期間→2016.1.22~2016.3.12(全16話)
曜日→金土
時間→夜8時30分
演出→キム・ウォンソク
脚本→キム・ウニ
出演→長期未解決事件専門チームのプロファイラー:パク・ヘヨン(イ・ジェフン)、長期未解決事件専門チームのチーム長:チャ・スヒョン(キム・ヘス)、強力班の刑事:イ・ジェハン(チョ・ジヌン)、警察庁捜査局長:キム・ボムジュ(チャン・ヒョンソン)、広域捜査隊係長:アン・チス(チョン・ヘギュン)、長期未解決事件専門チームの刑事:キム・ゲチョル(キム・ウォンヘ)、国立科学研究院法医学者:オ・ユンソ(チョン・ハンビ)、長期未解決事件専門チームの鑑識要員:チョン・ホンギ(イ・ユジュン)、義警:ファン・ウィギョン:(キム・ミンギュ)、ジェハンの同僚刑事j:キム・ジョンジェ(ファン・テグァン)、ヘヨンの兄:パク・ソヌ(カン・チャンヒ)、ヘヨンの子役(キム・ヒョンビン)、キム・ウォンギョン(イ・シア)、キム・ユンジョン(イ・ヨンウン)、オ・ギョンテ(チョン・ソキョン)、国会議員:チャン・ヨンチョル(ソン・ヒョンジュ)、キム・ジヌ(イ・サンヨプ)、ジヌの母(イ・チェギョン)、イ・チョング(キム・ギチョン)、ユ・スンヨン(ソ・ウナ)、ハン・セギュ(イ・ドンハ)、ユン・スア(オ・ヨナ)、シン・ダヘ(イ・ナラ)、高校時代のカン・ヘスン(シン・イジュン)、大人のカン・ヘスン(チョン・スジ)他

応答せよ1988」の後続ドラマ
視聴率 初回→5.42%、最終回→12.54%(最高視聴率)

公式サイト (人物関係図) (予告) (掲示板) (OST試聴)
innolife (制作発表リポート) (関連ニュース)
gall

動画 (Netsko)

第52回 百想芸術大賞→テレビ部門 ドラマ作品賞受賞、脚本賞(キム・ウニ)、女性最優秀演技賞(キム・ヘス)

日本初放送→衛星劇場(2016.10.7~)



↑日本版DVDシンプル5000円BOX


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↑韓国版OST


ネタバレあらすじ❣

■1話 (放送日:2016.1.22 / 視聴率:5.42%)
2000年7月29日。小学生のパク・ヘヨンは傘を持たない同級生キム・ユンジョンが赤いハイヒールの若い女性と共に帰って行くのを見ながら帰宅する。TVでユンジョンの誘拐を知ったヘヨンは驚き、男子医大生ソ・ヒョンジュンが容疑者として浮上したとの報道を見て警察へ行って「犯人は男じゃない」と通り過ぎる人たちに言うが誰も聞いてくれない。そんな中、ユンジョンの遺体が発見され、容疑者が捕まらないまま時が過ぎる。
2015年7月27日。警察官となったヘヨンは芸能人の私生活ネタを記者に提供する事を趣味としていた。ゴミを荒らされた女優はストーカー被害を訴え、ヘヨンの元に強力班のチャ・スヒョン刑事とキム・ゲチョル刑事が訪ねて来る。あくまで趣味で金は受け取っていないと主張するヘヨンは、2人の机を見てそれぞれをプロファイリングしてキム刑事が女優のマネージャーから買収された事を見抜く。女優が訴えを取り下げたためヘヨンは帰ろうとするが、警察に強い不信を持つヘヨンにスヒョンは、警察官には向いていないから転職するようにと言う。その帰り、ヘヨンは同じ警察署を訪ねて来た子供の頃を思い出す。誘拐事件発生から5日と5時間後のその時、ヘヨンはイ・ジェハン刑事とぶつかってメモを落としていた。5000万ウォンの借金がある容疑者はクレジットカードで女性物の買い物をたくさんして同じ額の身代金を要求しており、受け渡し場所のカフェに残された指紋と脅迫状の指紋が一致していたが、イ刑事は右手の親指の指紋しか残っていない事に疑問を感じ、容疑者の恋人を調べるようキム課長に言うが相手にされない。その日からスヒョンは強力班に移動になり、「先輩、あのとき私が言った事…」とイ刑事に言うが、イ刑事は「今週末には解決する。全てが終わってから話そう」と答える。その後、イ刑事は"犯人は男じゃなく女です"と書かれたヘヨンのメモを開き、無線機に目をやって、もう一枚の"8月3日ソンイル精神病院"と書かれたメモを取り出して病院へ行き、23時23分に無線機に呼びかける。一方、警察署を出たヘヨンは車の前に駐車している廃棄物処理のトラックの荷台から「パク・ヘヨン警衛!イ・ジェハン巡査です」と呼びかける声に気づき、ゴミ袋の中の無線機を手に取る。「ここはあなたが言ったソンイル精神病院です。建物の裏の通風口に首つり遺体があります。ユンジョン誘拐事件の容疑者の遺体です。親指が切られています。何者かが彼を殺して自殺に見せかけたのです。真犯人は別にいます」と話すイ刑事は戸惑うヘヨンに、「僕にあなたが言ったでしょう?なぜここに来るなと言ったんです?ここで何が起こったんですか?」と言い、何者かに背後から殴られて無線の交信は途切れてしまう。勤務する交番で無線機は随分前に使われていた物で、すでにバッテリーが切れていると教えられたヘヨンは半信半疑ながらソンイル病院へ行き、彼が言った場所で白骨死体を発見し、スヒョンに連絡して白骨死体のDNAを15年前のユンジョン誘拐事件の容疑者と比較するよう頼む。交番でイ・ジェハンという名前の警察官を調べてもらうヘヨンだが、該当者はユンジョン誘拐事件について知らないと答えていた。そこへ白骨死体の捜査を終えたスヒョンが来て、なぜ遺体がソ容疑者と知っていたのかと問い詰められる。現場に残された指紋は親指だけで遺体には親指がなかった…誘拐犯がソ容疑者を殺し親指の指紋を残した…犯人しか遺体の場所を知りえない…なぜ知っているのかとヘヨンを問い詰めるが、そこへアン・チス刑事が来て遺体の資料を渡せと言う。食い下がるスヒョンだがアン刑事は、15年解決できない事件が時効までの29時間に解決できるわけがない…これは上の命令だと資料を持って行ってしまう。資料を受け取る捜査局長キム・ボムジュに、アン刑事は15年前のイ刑事の指摘は正しかったと言うが、キム局長は顔色を変えて、この事件のせいでイ刑事の事件まで公になれば君が責任を取るのか…自殺が妥当だと言う。納得いかないヘヨンはスヒョンに、誘拐事件の真犯人を見た…顔は見ていないが女だ…当時何度も言ったのに誰も聞いてくれなかった…でも最初は犯人を捕まえてくれると警察を信じた…でもそうじゃなかった…だから再び警察に行って何度も言ったがやはり聞いてはくれなかった…あの事件を蒸し返す事は警察の捜査が間違っていたと認める事になるからだ…あなたも他の刑事のように聞かなかった事にするのかと言う。同じ頃、記者たちが詰めかける中、キム局長は今もなお警察署の前に立ち続けるユンジョンの母親に書類を渡し、犯人は追い詰められて事件後に自殺したと思われると言って頭を下げる。犯人を捕まえると言いながらも自分の助けを拒否するスヒョンを追いかけるヘヨンは、スヒョンに質問を投げかける記者たちに、「ソ容疑者は自殺ではありません。他殺です。真犯人が殺したんです。僕はソ容疑者の遺体の第一発見者です。ソ容疑者は親指を切られてソンイル精神病院で発見されました。ユンジョンとソ容疑者を殺した真犯人は15年前にソンイル病院で働いていた看護師です。年齢は30代半ば、身長は165cm位、メスに慣れている手術室で働いた経験のある看護師です!」と言う。これをニュースで見たアン刑事はスヒョンを怒鳴りつけ、遺体が見つかって他殺を示す証拠もあり15年前に警察が黙認したという目撃者の証言もあると反論するスヒョンに続いてヘヨンは自分が目撃者だと名乗り出て、犯人の身なりから性格や精神的な疾患、ソ容疑者を殺した経緯、殺人の場所や殺し方、派手な身なりなのにマニキュアをしていない所やメスに慣れているから看護師と決定づけた理由を話す。こんな戯言を真に受けて捜査するというのかと言うアン刑事にスヒョンは十分な説得力があると言い、親指を切り落としたのは医療従事者に違いないが医者ではないと当時病院で働いていた2人の女医が条件に合わない事を示す資料を見せ、ソ容疑者のカードの使用履歴から20代前半と考えられ、犯人は15年前にソンイル精神病院で看護師として働いていた現在30代半ばの女性に間違いないと言う。ニュースを見た真犯人のかつての同僚からの情報提供を狙ってカメラの前で「確実な証拠が見つかった」と嘘をついていたヘヨンは、焦っている犯人は必ず普段とは違う行動を起こすはずだと断言し、それから何本も警察に情報提供の電話がかかる。
時効成立まで20時間。アン刑事の許可が出て捜査が始まるが、なかなか犯人に行きつかない。時効成立まであと6時間となった時、ある病院の看護師から情報提供の電話がかかる。ニュースを見たあと行方が分からなくなったというその看護師のロッカーからは、公訴時効に関する書籍や赤いハイヒール、7月29日に印がつけられたカレンダーなどが見つかり、時効まで1時間半を残した所でその看護師の取り調べが始まる。しかしその看護師は休暇を取っただけだと話し、ロッカーに新作のブランド靴を置いて行った事が引っかかるヘヨンは看護師が履いている靴を確認して人違いに気づくのだった。
時効成立まで40分となり、情報提供者が真犯人だと確信したヘヨンは彼女の動きを調べるよう指示して再び署を出て行く。犯人は自分たちが翻弄されるのを必ず近くで見ているはずだと考えるヘヨンは、ある女性に目をつけて後を追う。そこへスヒョンが現れる。時効成立まであと20分だった。

■2話 (放送日:2016.1.23 / 視聴率:6.93%)
時効成立まで10分。ユン・スアの取り調べを始めるスヒョンは、わざと自分のロッカーを見せて嘘をついた理由を聞き、警察がきちんと捜査できるか試した…今回も失敗したら死んだ子が可哀想だと言って笑う彼女に、今ソ容疑者の眼鏡に残っていた血液のDNAを調べていると教え、ユンジョンとソ容疑者の殺人を自供させようとするがユン・スアは「まだ確実な証拠を見つけてないのね」と余裕の笑顔を見せて殺人を否認する。ヘヨンはたらまず取調室に入ってDNAが一致したと嘘をついてユン・スアを問い詰めるが、残念ながら12時を経過して時効が成立する。その時、DNAが一致したとの知らせが入り、同時に白骨遺体と一緒に発見された駐車券を復元したものが届けられる。駐車券には7月30日0時5分と印字されていて、彼の殺人に対する公訴時効はあと1日残っている事になりユン・スアは逮捕され、ユンジョン母は15年待ち続けたのに時効だなんて…と泣き崩れる。最後にユンジョンが立っていた場所に花を手向けるヘヨンは、続けて"故パク・ソヌ 1983-2000年"と書かれた札が掛けられる樹の前に立って思いにふける。憲法改正により凶悪犯罪の公訴時効が廃止され、これにより長期未解決事件の解決が期待される中、キム局長はアン刑事を責任者とした専門チームを置く事に決める。長期未解決事件はいわば警察の恥で再捜査は恥をさらす事だと言うキム局長は、世間の時効に対する騒ぎが収まればチームは自然消滅されるから適当にやればいい…15年前のイ・ジェハンの時のようにとアン刑事に言う。スヒョンとキム刑事、鑑識のチョン・ホンギが長期未解決事件専門チームへ移動する事になり、スヒョンは荷物をまとめながら、"手錠の重さは2.5リットルの涙"と書かれた写真立ての中から広報誌用に撮られたイ刑事との写真を見て思いをはせる。一方、記者からの芸能人のネタの提供を断るヘヨンは、再び無線機から音がするのに気付く。時刻はまた23時23分だった。
2000年8月3日。誘拐事件は解決した…なぜ遺体のある場所を知っていたのか…なぜ僕の事を知っているのかと聞くヘヨンに、ケガを負ったイ刑事は、「パク・ヘヨン警衛、これが最後の通信になりそうです。でもこれで終わりではありません。また無線は繋がるでしょう。その時は警衛が私を説得しなければなりません。1989年のイ・ジェハンを…。過去は変えられます。絶対に諦めないでください」と言った直後に銃声が響いて交信は途絶える。物置のような場所に集められた長期未解決事件専門チームの3人は、1987年12月3日オソン山で最初の被害者が発見され、その後3年間に合わせて10人の被害者を出した最も代表的な未解決事件"京畿(キョンギ)南部連続殺人事件"の再捜査を命じられる。まともな資料も写真も残っていない26年も前の事件は不可能だとスヒョンが言ったその時、「面白そうだ」と荷物を持ったヘヨンが現れる。当時の資料に目を通すヘヨンは、その粗末さに呆れる。鞄から全国の"イ・ジェハン"という名前の刑事15人の資料を取り出すヘヨンは、様々な条件から絞り込み、あと3人を残すのみとなっていた。同じ頃、スヒョンはイ刑事の父親に腕時計の修理をしてもらっていた。イ刑事にとって最初の捜査が京畿南部連続殺人事件で、その時イ刑事は父に、自分の手で捕まえられなかったが自分の代わりに誰かが必ず捕まえてくれると言っていたのだった。23時23分、今度はオソン山で失踪者を捜索中だと言うイ刑事と無線が繋がる。オソン山とイ・ゲスクという捜索者の名前で京畿南部連続殺人事件の7番目の事件と知ったヘヨンは、「3号線の葦畑で発見されたでしょ?」と聞き、それを知らない刑事はいない…8人目はヒョンプン駅の線路わき、9人目は…と言った所で7番目の被害者の遺体が発見されて交信は切れてしまう。翌日、ヘヨンはホワイトボードに全ての事件の詳細を書き出す。スヒョンはキム刑事に、当時事件を担当した全ての刑事に会って記録と資料を貰って来てヘヨンに、証拠品はホンギに渡すよう指示を出し、ヘヨンには知り合いの先輩から借りたという7番目と8番目の事件の写真を渡す。
1989年11月5日。7番目の事件を捜査する担当刑事に会いに行くイ刑事は、捜査チームにパク・ヘヨンという刑事が居るかどうか確認し、無線で8番目の事件がヒョンプン駅の線路わきで起こると言われたのだと言って事件を面白がっていると誤解されて怒られる。その夜、線路わきを歩くイ刑事は手足を縛られた女性を発見し、ため息を漏らした瞬間に女性が目を開けて驚く。その時、ホワイトボードの"8番"という文字が"未遂"に変わり、ヘヨンが見ていた写真もスヒョンが持っていたノートの文字も変わっていく。

■3話 (放送日:2016.1.29 / 視聴率:8.24%)
8番目の被害者イ・ミヨンが生存者になった事に驚くヘヨンは、ホンギやスヒョンに確認するが2人とも当然だと答え、さらに困惑する。一方、女性を助けるイ刑事は背後から犯人に殴られながらも逃走する犯人を追いかけ、バス停の手前で捕まえる。当時事件を担当していたキム氏を訪ねるヘヨンは、ヒョンプン駅で何があったのかと聞き、全部ヨンサン署のイ・ジェハン巡査のせいだ…おかしな無線の話をしてアイツが全てをメチャクチャにしたのだと言う。イ刑事との今までの交信を振り返るヘヨンは、再び繋がる無線機に気づいて時計を見る。誰だ…僕に何をしたのかと怒鳴るヘヨンにイ刑事は、ヒョンプン駅で犯人を捕まえた…パク警衛のお陰だ…でもなぜヒョンプン駅の線路わきとわかったのかと言い、ふざけているのか…今どこに居るのだと怒るヘヨンに、オソン署の前でチェ・ヨンシルを引き渡した所だと言う。ホワイトボートを確認するヘヨンは、本当にそこが1989年なのか…それが本当ならチェ・ヨンシルは死ぬと怒鳴り、チェは犯人じゃない…チェが死んだ時間にオソン洞のスーパー前で8番目の犠牲者が死ぬ…あなたが本当に1989年の警察官ならそれを止めてみろと言い、そこで交信は途絶える。急いでチェの元へ駆けつけるイ刑事だが、彼は口から泡を吹いて倒れ、キム刑事が心臓マッサージをしていた。そこへ8番目の犠牲者が出たと知らせが入る。当時の新聞を調べるヘヨンは、"無能な警察 真犯人ではない無実の市民を逮捕" "強圧捜査疑惑" "容疑者警察の取り調べ中に死亡"と書かれた記事と共に被害者を救ったイ刑事の写真入りの記事を見つけ、資料の写真と比べて無線の内容が本当だったと知る事になる。イ・ミヨンの夫に話を聞きに行くスヒョンは、夫から水を掛けられ、覚えていないと言うのにそうやって根掘り葉掘り何度も何度もしつこく聞かれて妻は病気で死んだのだと怒りをぶつけられる。スヒョンが外に出るとヘヨンが待っていて、そこへミヨンの娘が声を掛ける。遺品の中には家族写真が一枚あり、当時妊娠していたミヨンは助けてくれたイ刑事に感謝して何度か会いに行ったが結局会う事は出来ず、その代わりとして捜査には全力で協力していたのだった。スヒョンからここに来た理由を聞かれたヘヨンは、もし過去から無線で交信があったらどう思うかと聞き、最初は相手にしないスヒョンだが「大切な人を守ってと言うわ」と答え、それで全てが悪い結果になってもかと言うヘヨンに、何もせず後悔するならやって後悔する方がいいと答える。理由は解らないが無線で死んだ人を助け犯人を捕まえられるのだと考えるヘヨンは、無線の交信が始まる前と後の違いを書き出してみる。犠牲者は減ったが被害者の数は同じ…犯行の日時が早まり場所が変わった…ヒョンプン駅の事件が未遂になった事で犯行を早めなければならない理由が出来たのだと考える。オソン署でイ刑事を取り調べるキム刑事の部下は、どこで犯人が入れ替わったのか分からないと言うイ刑事の胸ぐらを掴んで、お前は停職で済んだがキム刑事は刑務所行きだと怒りをぶつける。犯人を捕まえて想いを寄せる女性をデートに誘うと決めたイ刑事は、もう一度現場からバス停まで走り、あの時バスが停まっていた事を思い出す。一方、被害者は皆バスを降りたあとに殺されていたという共通点を見つけたスヒョンは、被害者の発見場所とバスの路線が一致し、26年前も同じルートを走る95番のバスがあった事を突き止める。そこでヘヨンは、ヒョンプン駅での犯行に失敗した犯人は1時間後に次の犯行、2日後には次の殺人を犯している事から犯人は暴走した…バスに乗った犯人が次の犯行を急いだ理由はバスに乗っていた目撃者の口封じのためだと言う。犯人はバスに乗ったと考えたイ刑事はバスの運転手にあの駅で黒い服を着た男が飛び乗っただろうと聞くが、運転手は誰も乗せていないと否定する。キム刑事はその運転手に改めて話を聞いたが、やはり誰も乗せていないと答えていて、スヒョンはヘヨンと共に、前日キム刑事が会えなかったという8番目の被害者の元同僚に会いに行く。しかし、彼女は連続殺人事件の被害者と同じように手足を縛られて殺されていた。すぐに現場検証を始めるが、アン刑事は管轄の京畿警察に任せて撤収するよう命じる。納得がいなかいヘヨンだがスヒョンの説得に、「僕のせいで死んだんです。あの無線が…。変えてみせます。まだチャンスがあるなら」と言う。ヒョンプン駅に行った理由を答えないイ刑事は犯人の仲間と見なされて留置所に入れられる。23時23分、無線のヘヨンの声がイ刑事に届く。信じられないだろうがここは2015年だ…今も犯人は捕まっていない…でももう一度チャンスはある…連続殺人の犠牲者はもう一人いる…犯人を捕まえれば現在を変えられる…次の犠牲者はキム・ウォンギョン…役場の職員だ…11月7日夜9時半ヒョンプン洞の路地…どうか犯人を捕まえてほしい…捕まえれば変えられるというヘヨンの言葉に最初はバカにしていたイ刑事だが好きな女性が次の犠牲者と言われて表情を変え、大声で刑事を呼ぶ。翌朝、過去の事件は被害者を殺す前に紐で縛っていたが今回は殺した後に縛った事が判明し、スヒョンは、同一犯かは不明だが京畿南部事件に関係している事は確かだ…今回の事件の犯人を逮捕すれば京畿南部事件の犯人も判るはずだと言う。ホンギが現場から秘かに持ち帰ったコップの破片はすぐに分析に出され、キム刑事は現場周辺を走るコンビニのトラックのドライブレコーダーを回収しに行く。犯人は被害者チョン・ギョンスンの顔見知りで、再捜査が始まってすぐの犯行だった事からスヒョンは95番のバスの運転手が怪しいと考えるが、ヘヨンは、プロファイリングでは犯人の年齢は20代前半である事とチェが逮捕された時に運転手が乗務中だった事から運転手が犯人とは考えにくいと言う。午後8時、留置所を抜け出したイ刑事はウォンギョンの自宅へ急ぐが、彼女は残業をしていてまだ帰っていなかった。

■4話 (放送日:2016.1.30 / 視聴率:7.67%)
ウォンギョンを捜すイ刑事は95番のバスの運転手イ・チョングにバッタリ会う。ドライブレコーダーの映像に映るイ・チョングを見つけたキム刑事は、その時刻から自分が会いに行ったあと口封じに彼女を殺したと確信し、被害者の体の下にあったコップの破片にイ・チョングの指紋が残っていた事で彼が犯人と断定される。そんな中、ヘヨンはイ・チョングの元同僚から、彼が事故に遭った息子を助けようと退職金を手に入れるために会社を辞めていた事と、その時息子は20歳位で、彼は息子を子供の頃から95番のバスに乗せていた事、彼は息子のためなら何でも出来ると言っていた事を教えられる。
イ刑事に追われるイ・ジニョンはバスに飛び乗って早くバスを出すよう父に言い、その後、バスの案内係のミンジュを殺して、遺体を発見した父に逃げる所を見られていた。イ・チョングが入院しているという療養院を訪ねるスヒョンは、入院しているのは息子と知らされる。そこへキム刑事からイ・チョングが犯人だと連絡が来て、スヒョンは拳銃を手にジニョンの病室へ向かう。ヘヨンは、チョン・ギョンスを殺したのはイ・チョングだが連続殺人の犯人は別にいるとスヒョンに電話して言うが、スヒョンはジニョンに背後から首を絞められ、なんとか電気スタンドで彼を殴って難を逃れる。そこへヘヨンとキム刑事が駆け付けて来るが、その時TVではイ・チョングが京畿南部連続殺人事件の犯人として自首したと報道していた。彼が息子の罪をかぶって自首したとしても息子の自白も他の証拠もないため、チョングの自白を超えるくらいの証拠がない限り誰も信じないだろうとアン刑事はスヒョンに言い、長期未解決事件専門チームの面々は落胆する。ホワイトボードの文字に変化は無く、ヘヨンは23時23分を待ってイ刑事に呼びかける。最後の犠牲者はどうなったかと聞くヘヨンにイ刑事は、そこは2015年なんでしょう…犯人は捕まえたんですか…イ・チョングですか…俺が殺すから答えろ…数枚の写真だけだろう…犠牲者の名前や職業、発見時間と場所…それがあなたが知る全てだろうが俺は違う…数日前まで生きていたのに…俺を慰め笑ってくれて優しくて懸命に生きていた人なのに…俺の手で同じように殺してやると言い、ヘヨンは、そんな事をしたら同じ犯罪者になるんですよ…まだチャンスがある…案内係のチョン・ギョンスンが犯人を知っているから調べるんですと言うが彼は無線を置いて姿を消していた。息子が犯人だという証拠を握っていたギョンスンがチョングを脅迫していたのではと考えるヘヨンは、公訴時効廃止が決まった日の彼女の行動を調べ、スヒョンと共に彼女が行ったと思われる従姉の家へ行って何かを見つけ、ジニョンの体に残る傷跡を確認する。捜査局長の会見が始まるが、そこへ現れたスヒョンから渡されたDNA鑑定の結果を見た局長は少し考え、続きをスヒョンに任せる。ギョンスンはジニョンがウォンギョンを殺した現場に落ちていたスタンガンを持ち帰っていて、そのスタンガンからウォンギョンの指紋と血痕、ジニョンのDNAが検出され、スヒョンは連続殺人事件の真犯人としてイ・ジニョンを逮捕したと発表する。ウォンギョンを亡くしたイ刑事は拳銃を持ってチョングの家に行き、出てきた息子を見てあの時の犯人だと確信し、逃げる彼を追いかけて何度も殴り、あの時バスに乗っていた人はもういない…証言できるのは自分だけだ…息子は犯人じゃないと言うチョングに、証人も証拠もないなら俺が終わらせるほかないと言って息子に銃を向けて前進し、屋上から足を踏み外した彼の手を一旦は掴むが結局手を放すのだった。これにより息子は下半身不随になり、自首するよう言いに来たイ刑事に父は、幼い頃に母親を亡くして寂しい思いをしてきたのにもっと不幸には出来ないと言って追い返す。26年苦しんで代価を支払った…全てを忘れて生きていけたのになぜ再捜査をしたのかと訴えるチョングにヘヨンは、もし息子がイ刑事に殺されていたらあなたなら忘れられるか…何もなかったように幸せに生きていけたか…愛する家族の胸の中ではなく冷たい地面の上で恐怖に震えながら被害者は亡くなった…チョン・ギョンスンもお金に目がくらんで脅迫はしたが殺すべきではなかったと諭す。事件が解決し、初めて遺体を見たであろうヘヨンに自分なりの克服法を見つけるようスヒョンはアドバイスし、首を絞められた跡を見るヘヨンはスヒョンに病院へ行くよう言い、遺体を見たのは初めてではないと言う。ヘヨンは自殺した兄を発見していた過去があったのだった。一方、スヒョンは新人時代の事を思い出していた。初めて遺体を見て泣いていたスヒョンにイ刑事は、俺も泣くし皆もよく泣いている…遺体を見たら誰でもそうだ…だから捕まえるのだ…俺たちもこんなに辛いのに遺族はもっと辛いはずだ…遺族は海くらい涙を流している…そこから俺たちが減らせる量はほんの少しだ…だから死ぬ気で犯人を捕まえて償わせるのが俺たちの仕事だ…泣くのもいい…自分なりの克服法を見つけろと言っていた。ウォンギョンの自宅を訪ねるヘヨンは、彼女の母親から、事件の証拠になったスタンガンはウォンギョンが好きだったイ刑事から初めてプレゼントされた物だった事を知らされる。そして、母親は警察を辞めようとしていた彼に会いに行って、娘が想いを寄せていた事を教え、渡せなかった映画のチケットを渡していた。その夜、ヘヨンは無線で「京畿南部連続殺人事件の犯人を捕まえました。その時代の科学鑑識技術では犯人を捕まえられませんでしたがあなたが残してくれた証拠のお陰で犯人を捕まえられました。どんなに技術が発達しても証拠が無ければ、また犯人を逃していたはずです。あなたが捕まえたんです。ありがとうございました」とイ刑事に伝える。イ刑事はひとりで映画を観に行って涙を流し、イ・ジニョンが逮捕されて息子が関わった事件の解決を知らせるニュースを見る父親もまた涙を流すのだった。

■5話 (放送日:2016.2.5 / 視聴率:7.79%)
スヒョンは白骨死体が発見されたとの知らせに今日も科学研究院へ駆けつける。30代前半の男性で身長185cmと聞いて目を見開くスヒョンだが、法医学者オ・ユンソから右肩にボルトは入っていないと言われて肩を落として帰って行く。一方、イ刑事の記録を見るヘヨンは、ウォンギョンの母親に会った時の事を思い出す。イ刑事は彼女が亡くなったあとも命日の墓参りを欠かさなかったが、いつしか姿を見せなくなったらしく、記録によるとイ刑事は2001年2月12日に懲戒免職になっていた。そこでヘヨンは強力班で一緒だったアン刑事にその理由を聞き、失踪したからだとの答えに驚いて監査室で資料を見る。そこには、"2000年8月3日誘拐事件の捜査中に国道13号で彼の車が乗り捨てられているのを発見…収賄の疑いあり…その日以降容疑者の所在不明…右肩にボルトを入れた手術痕あり"と書かれていた。ヘヨンがイ刑事について調べている事はすぐにキム局長に伝えられる。どこまで嗅ぎつけているのかと聞く局長は、イ刑事の捜査資料は完璧で15年誰も気づいていないが当時子供だったパク刑事とイ刑事の関係が気になると言うアン刑事に、パク刑事から目を離すな…イ刑事がなぜ失踪したかは誰にも絶対に知られないようにと念を押す。チニャン署でイ刑事の失踪事件の証拠品は7月27日に廃棄されたと教えられたアン刑事は、廃棄処理の業者が来た時間の防犯カメラの映像をチェックし、そこにヘヨンが映っていて驚く。23時23分、ヘヨンが初めてイ刑事と無線で話したあの時だった。病院裏の遺体発見現場に立つヘヨンは、ユン・スアが最後に脅迫状を送った2000年8月3日、イ刑事は逃走したのではなくここで自分と無線で交信した…収賄も失踪も全て仕組まれ彼は殺されたのだと考える。長期未解決事件専門チームは活躍が認められて表彰される。完璧なイ刑事の収賄の証拠は誰が何のためにと考えるヘヨンは、警察内部に協力者がいると確信し、これまでの無線機の交信を全て書き出して、一体何のために無線が繋がるのだろうかと考える。
1995年9月10日。お金持ちの家ばかりを狙う"大盗(テド)事件"を捜査中のイ刑事は、大勢の刑事たちと張込みをするが犯人を取り逃す。翌日、窃盗の前科者リストを洗いなおすイ刑事は、オ・ギョンテに会いに行く。昨日の夜はどこに居たかと聞かれたギョンテは寝ていたと答え、疑う様子のイ刑事に本当に足を洗ったと言って、学校から帰ってきた娘ウンジと3人でごはんを食べる。アッパと12年一緒に暮らしてアッパが刑務所に入っていた4年間はおじさんと暮らしたから私は窃盗には詳しい…大盗事件は素人の仕業だとイ刑事に言うウンジは、帰り際に、おじさんの事は本当の叔父のように思っている…だから信じてほしい…あの事件は父ではないと断言し、父のために作ったカセットをダビングしたテープを渡す。2週間ぶりに着替えのために家に帰ったイ刑事は、久しぶりに繋がる無線を手に取る。6年もの間どうしていたのかと聞かれたヘヨンは驚き、こちらはまだ2015年で最後の交信から1週間しか経っていないと教える。そして、1995年の大盗事件の犯人はどんな奴かと聞かれたヘヨンは、まだ未解決だと答え、たとえ分かっていても教えるわけにいかない…むやみに過去を変えるのは危険だと言う。そこでイ刑事は、昨日4件目の事件が起きたが次はいつかと聞き、事件は4件目で終わっていると答えるヘヨンに何かヒントになるような事を教えてほしいと頼む。ヘヨンは様々な可能性を踏まえて助言し、最後に、この無線で死ななくてもいい人が死んだから気を付けるよう言って交信を終える。同じ頃、スヒョンはイ刑事が残した捜査ノートの大盗事件のページを見ていた。数日後、イ刑事はギョンテを逮捕して連行するが、突然橋が崩落して前を走っていたウンジが乗るバスが墜落炎上する。
目を覚ましたヘヨンは、ネットの記事が変わっている事に気づく。翌朝、ヘヨンは大盗事件について事件マニアのファン義警から、犯人は明白な証拠があるのに濡れ衣を主張して脱獄を図ったために刑期が伸びたのだと教えられる。確実な目撃証言があり現場から指紋も採取されたとスヒョンが言うと、ホンギは指紋が出たのは郵便受けからだと付け加え、ヘヨンは再捜査するにはどうすればいいのかと尋ねる。スヒョンは窃盗の前科5犯の男の所へヘヨンを連れて行って好きに質問させ、ギョンテについて聞かれた男は、手口が鮮やかでターゲットを決めたら数日かけてその家を調査し慎重に侵入して指紋一つ残さないと答える。その頃、出所したばかりのギョンテは、ある家に忍び込んで浴室の鏡にわざと指紋を残していた。話を聞いて余計に郵便受けに指紋を残した事に納得がいかないヘヨンだが、そこに誘拐事件が起こったと知らせが入る。誘拐されたのは大学教授のユン・ヨジンで、事件発生直後に家から大きなカバンを持ち出す男が防犯カメラに映っており、鏡から発見された指紋から犯人は1995年の大盗事件で拘束され服役を終えて3日前に出所したオ・ギョンテで、盗難車に乗って京畿道ウィチョンで車を捨てて逃走中だとアン刑事は説明する。盗みに入ったがカネが見当たらず誘拐に切り替えたのだろうとキム局長は言うが、ヘヨンは、これまで彼は人に危害を加えた事はない…指紋や防犯カメラに証拠を残すのも彼らしくない…別の目的があるのではと発言し、さらに局長の指示を邪魔しようとしたため、スヒョンはヘヨンの足を蹴って阻止し、殴るアン刑事にさらに歯向かうヘヨンの足をまた蹴って場を収める。警察は能力がないのに体面に拘るからいつも犯人を取り逃がす…カネ目当てではなく怨恨による拉致の可能性が高い…被害者の命が危ないと主張するヘヨンにスヒョンは、もし被害者が死んだらあなたのせいだ…うまく説得すべきだった…やり方を変えない限り誰も耳を貸さなくなる…その度に誰かが死んでいくだろう…あなたがなぜ警察嫌いなのか知らないが犯人を逮捕できないツラさを知らないで警察を批判する資格はないと言う。ヘヨンは刑務所の職員にギョンテについて聞き、何度か脱獄に失敗してからは大人しくなり電気技術を熱心に学んでいた事と火を見ると発作を起こしていた事、娘が焼死した事を教えらえてネットでその事故について調べる。同じ頃、スヒョンも誘拐事件の被害者の父親から、ハニョン大橋の崩落事故に遭って娘がPTSDを患っていると知らされていた。
裁判所から出て来たギョンテはイ刑事を見つけて駆け寄り、「ウンジはお前のせいで死んだんだ!」と泣きながら訴える。その後、イ刑事がウンジがくれたカセットテープを聞きながら泣いている時、無線が通じる。過去が変わった…大盗事件はオ・ギョンテが真犯人なのか…彼が人を拉致して殺そうとしている…あの日に何があったのかと聞くヘヨンにイ刑事は、「私たちが間違えました。いや私が悪かったんです。全て私のせいでメチャクチャになりました。この無線を…始めなきゃよかった」と言って泣く。

■6話 (放送日:2016.2.6 / 視聴率:7.08%)
大盗事件の4件目の被害者宅の目撃者は、前科者の顔写真の中からギョンテを指さし、郵便受けからギョンテの指紋が出た事からイ刑事はギョンテを問い詰める。娘にすぐに戻てくるから先に家に帰るよう言ってイ刑事の車に乗るギョンテは、並走するバスの中で泣いている娘を見つめ続ける。
一方、誘拐事件の被害者宅に娘ヨジンから電話がある。娘の説明で冷凍車に閉じ込められている事が判り、盗難車が発見された場所近くの冷凍車の一斉捜索が始まる。スヒョンはギョンテの慎重な性格からヨジンの傍に携帯を置いていた事を不審に思うが、同僚刑事は先ずは救出だと言う。スヒョンに電話するヘヨンは、ギョンテとシン・ドンフンの娘はハニョン大橋事故の被害者だった…ギョンテの娘は救えたと言う。
あの時、イ刑事が車をバスの後ろにつけた瞬間に橋が崩落し、イ刑事は咄嗟にハンドルを切って車は転落を免れていた。目を覚ましたイ刑事は落下したバスへ向かおうとするが途中で行き止まり、手錠をかけられたギョンテは車から離れられず娘の名前を叫ぶしかなかった。バスに乗っていたイ・ドンフンは自力で脱出し、ガソリンが漏れ出す車内にはウンジとヨジンが残されていたが、ドンフンは車体に足が挟まれている娘を助けるよう救助隊に言い、娘が死んだらお前たちは責任を取るのかと迫る。そのやり取りを含め救出隊と本部の無線内容はイ刑事の車にも届いており、ギョンテは大声で娘に呼びかけながら救出を要請するが、その時バスは爆発するのだった。
ギョンテはシン・ドンフンが娘を殺したと思っている…事故の目撃者から聞いた…娘の代わりに助かったヨジンを殺すつもりなら拉致せずその場で殺したはずだ…あの時なにも出来なかった自分と同じようにドンフンを苦しめるつもりだろう…彼の本当の目的は父親だ…娘はハニョン大橋の近くだというヘヨンの言葉に、スヒョンは自分たちを惑わすためにわざとヨジンの傍に携帯を置いたのだと気づき、ハニョン大橋へ向かう。
大盗事件の被害者宅の郵便受けに残っていた指紋は、本当は誰のものか判別不可能だったと今になって知ったイ刑事は、指紋が出ず暗闇で見たという証言だけなら逮捕には至らなかったかもしれないと同僚を責め、自分が真実を明らかにすると言うが、すでに判決が出た事件を今さら覆せないと言われる。無線で、この事件は未解決にすべきだった…自分が余計な事をしてしまったのだと言うイ刑事にヘヨンは真犯人を捕まえようと強く言い、自分のせいだから自分が止めるのだと自ら言い聞かせる。ギョンテから"12時にハニョン大橋で"とメールを受け取るドンフンは、警察の目を盗んで家を抜け出す。お前もここで同じ事をしただろう…娘が死にそうなのに何も出来ない気持ちを味わえばいい…ネズミは-20度で5分も経たず凍死した…ネズミが5分なら人間はどの位だろうかと言うギョンテは冷凍車に目をやり、ドンフンは車に向かって走る。橋の上に立つギョンテを見つけたヘヨンは彼を問い詰め、彼の視線の先にある冷凍車を見つけてスヒョンに連絡する。そして、冷凍車を見ながら「短すぎる…。俺の20年に比べたらお前は短すぎる」というギョンテの言葉から刑務所で聞いた言葉を思い出し、LPガスで車を爆発させて同じように焼死させようとしているのだと察してスヒョンの元へ急ぐ。一方、慰霊碑の前に止まっている冷凍車の前で何も出来ずにいたドンフンは駆けつけて来たスヒョンに助けを求め、スヒョンは銃で鍵を壊してドアを開け、荷台に乗って電気を点ける。しかし、ヘヨンの叫び声に気づいた瞬間、車は爆発するのだった。霊安室の前で集まる刑事たちの元に駆けつけて来たスヒョンの母は、アン刑事にどういう事かと聞き、頭を下げられて泣き崩れる。捜査チームに戻ったヘヨンは、「真犯人を捕まえてください。僕たちがやった事は僕たちが元に戻すんです」という無線の言葉を思い出し、当時の担当刑事に話を聞きに行くが相手にされない。スヒョンの机はすぐに片付けられ、「私が証拠や証人と格闘している時は距離を置いて私を見なきゃダメ。証拠も証人も事件も決して感情に流されず見なきゃダメよ」というスヒョンの言葉を思い出すヘヨンは、大盗事件の記事を調べてホワイトボードに書き出すが、情報が少なすぎてプロファイリング出来ずにいた。そんなヘヨンにキム刑事はそっと当時の捜査資料を渡す。それに目を通すヘヨンは、被害者の息子たちが同じ中学高校出身という事実を突き止め、もし4件目の目撃者ハン・セギュが嘘の証言をしていたらと考える。
一方、あの無線以来イ刑事も個人的に調査を始めていた。セギュに会いに行くイ刑事は、犯人が逃げた方向について鎌をかけて彼の嘘を見破り、初めから犯人はいなかったのだろう…犯人の逃げ道はなかった…なぜ嘘をついたのか…お前が犯人かと問い詰め、家に入って行く彼を見ながらウンジとギョンテの言葉を思い出し、簡単に侵入でき誰からも疑われない人物…奴が犯人に違いないと確信する。イ刑事が班長に再捜査を願い出ても班長は、悔しいが人にはレベルがある…検事の息子の言葉は証言でオ・ギョンテの言葉は戯言だ…覆したければ確固たる証拠を持ってこい…そうでなければ令状は出ないと言い、ギョンテも面会を拒否していて打つ手がない中、無線が繋がる。
ギョンテが刑事を死なせたと教えるヘヨンは、容疑者は見つかったが証拠がないと言うイ刑事に証言に不審な点があるセギュではと聞き、古い写真だったにも拘らずギョンテの写真を選んだのは事件の前から彼を知っていたからだと言い、2人の接点さえ分かれば解決の糸口が見つかる…僕がギョンテに会うからイ刑事は盗品を見つけてくださいと言う。ギョンテに面会に行くヘヨンは、あなたは復讐の相手を間違えた…橋の手抜き工事をした建設会社の会長や安全だと言った役所の偉い人に復讐すべきだった…警察が無能な事は良く知っているし僕はあなたよりもっと絶望を感じた…でもチャ刑事は違う…あなたは唯一理解してくれた警察官を殺したのだ…娘を助けられないようにした人がいる…警察組織を利用して濡れ衣を着せた人物…その人に罰を受けさせるべきだ…それが本当の復讐だ…僕が手伝うから協力してくださいと言う。それからギョンテに20年前の9月1日の出来事から聞いていくヘヨンは、9月10日に魚の配達でセギュの家に行った事を思い出させる。一方、盗品はまだセギュが持っていると考えるイ刑事は、考えられる場所を順番に探していくが見つけられない。ヘヨンとの交信で配達時の玄関先でのトラブルを聞かされたイ刑事は、そんな事でギョンテを犯人にしたのかとセギュに対する怒りを感じる。ギョンテの証言にはヒントがあるはずだというヘヨンの言葉に、セギュの車の色は何色かと聞くイ刑事は、赤だという返事に「捕まえられそうです。いや、必ず捕まえます」と言う。

■7話 (放送日:2016.2.12 / 視聴率:8.61%)
ヘヨンの言葉で盗品を車に隠していると考えたイ刑事は、ハン家の運転手が赤い車を池に沈めようとしている現場を押さえ、盗品から指紋が出てセギュは逮捕され、それによりギョンテは釈放される。
目を覚ましたヘヨンはキム刑事とホンギに「チャ・スヒョン刑事は?」と聞き、彼女の家へ行って生きているスヒョンを見て涙を浮かべる。逮捕されたセギュは初犯であり反省している事から懲役6か月執行猶予2年の判決が下り、それを伝える記事を読むヘヨンは、続けてギョンテがシン・ドンフンを殺害したと伝えるニュースを目にして胸を痛める。
ギョンテに面会するイ刑事は、人を殺して服役すると分かっていたら無実を晴らさなかった…余計な事をしたと言う。2005年、収監中にギョンテは亡くなっていて、彼のお墓を訪ねるヘヨンは、刑務所の裏山に盛り土も墓石も無くただ名前が書かれた木札が立っているだけの墓を見て世の中の不公平さを痛感する。
大盗事件の捜査は打ち切られ、不満を訴えるイ刑事に班長は、ハニョン大橋事件でセガン建設を調べていてチニャン市の開発をめぐる大規模な汚職が見つかった事、大盗事件の被害者がその汚職に関与している事、知ってか知らずかセギュが盗んだ物の中に汚職の決定的な証拠があった事を教え、これは自分たちの手に負える事件ではないから手を引くように言う。そこへ新しい班長としてキム・ボムジュがやって来る。見つかった盗品の中に無かったチャン議員宅のダイヤモンドが汚職の決定的な証拠に違いないと確信するイ刑事は、記者たちからセギュの釈放の感想を聞かれるチャン議員に「消えた盗品は見つかりましたか?盗品が戻ってないのに示談にするなんて心が広いですね」と自己紹介しながら話しかける。そして、チャン議員をしつこく追いかけて、セギュだけではなく誤認逮捕されたギョンテにも配慮すべきだったのではないか…テギュは無くなったダイヤのために仕方なく釈放したのかと言い、チャン議員は顔色を変える。
ヘヨンが無線を始めるべきではなかったと考えている時、イ刑事からセギュの逮捕と盗品の中からダイヤが消えた事を伝える無線が入る。この無線がなぜ始まったのか…なぜ僕たちなのか分からないが終わりしようと思う…混乱を招くだけでこの無線で世の中は変わらない…今回も何も関係のない刑事が死にそうになったと話すヘヨンは、盗品の行方を教えてほしいというイ刑事の言葉を無視して「どうか体に気をつけて」と言って交信を終わらせる。そして、イ刑事に関する資料をシュレッダーにかけて無線機と一緒に捨てるが、その様子を見ていたアン刑事はゴミ袋を確認して無線機に貼られた黄色のスマイルシールに目を止める。そのシールは新人時代のスヒョンがイ刑事の無線機に貼ったものだった。その無線機が何かと聞くスヒョンにアン刑事は、科学研究院でお前は有名だ…イ刑事を捜しているのはお前だけじゃない…パク刑事も人事課から彼の記録を持ち出した…部下をしっかり監視しろと言う。そんな中、捜査チームに20年前にイ刑事とスヒョンに会った事があるという男が訪ねて来る。20年前に貯水池に身を投げて自殺した婚約者シン・ダヘを昔よく行ったカフェで数日前に見かけたと言う彼は、2枚の写真を差し出して、彼女は生きている…捜してほしいと頼む。
一方、若い女性がブルーダイヤを持って宝石店に現れたとの情報でイ刑事は防犯カメラの映像を確認し、ダイヤのネックレスが入った箱の中にフロッピーディスクが入っていた事を突き止める。店の外に班長が尾行させた刑事の姿を見たイ刑事は、女性が残した電話番号の部分を切り取り、防犯カメラの映像も破棄させる。そして、入手した電話番号の下2桁を変えてその全ての番号に電話をして20代の女性が住む家を探すよう秘かにスヒョンに指示する。その結果、20代女性がいる家は5軒ある事が判り、2人はその5軒を訪ねるが、そのうちの1軒がシン・ダヘの家で、ちょうど彼女の通夜が行われていた。
キム刑事とホンギがこの捜査に反対する中、当時イ刑事が盗品の青いダイヤを捜していた事と、その時期がセギュが逮捕された後だった事からヘヨンは捜査に賛成し、スヒョンとそこに居合わせたファン義警も賛成して捜査する事が決まる。貯水池で発見された遺体は傷みが激しかったにも拘らず、着衣と持ち物が本人の物という家族の証言が決め手となって遺体はシン・ダヘと断定されたが、当時家族が検死を拒否していた事からヘヨンは自殺に見せかけた他殺を疑う。スヒョンもまた、集中治療室にいるからと母親に会わせず、遺品は全て燃やしたと言うダヘの姉に不審を抱いていた。そんな中、カフェの窓際に座っていた女性が置いて行った本からダヘの指紋が発見され、彼女の生存が証明される。
一方、セギュの別荘の管理人の証言からダヘが事件後にひとりで別荘を訪ねていた事を掴んだイ刑事は、その時ダヘが盗品を持ち去ったと直感し、事件の全ての手がかりはシン・ダヘが握っていたと考える。

■8話 (放送日:2016.2.13 / 視聴率:7.78%)
誰かが意図的に偽装したとしたら、ただの自殺ではない可能性が大きいと言うスヒョンは、20年隠れて生きてきたシン・ダヘをどうやって捜すのかと呆れるキム刑事に、誰も知らないから隠れられた…生きていれば人は必ず足跡を残す…一番怪しいのは遺族だと言う。そこでダヘの姉を調べるが、彼女の言う通り母親は肝臓ガンで移植手術を受けて集中治療室に入っていて、他に怪しい点は見つからない。一方、ダヘの婚約者に会うスヒョンは、彼女が演技の練習で録音したカセットテープを入手し、当時彼女に恨みを持つ者はいなかったが所属事務所とは問題があったとの情報を得る。所属事務所の社長に会うヘヨンはダヘについて聞き、別荘でセギュがお酒を飲まないダヘを気に入って性的暴行していた事実を知る。その時、仲間の一人がその様子をビデオで撮っていて、そのビデオをネタに議員や財閥家の息子たちはセギュに父親を説得して汚職事件の捜査を止めさせるよう脅していた。そのビデオを手に入れるためにセギュは友人3人の家に侵入し、物取りの犯行と見せかけるために現金や宝石を盗んでいたのだった。事件の全容を把握したヘヨンはセギュへの怒りを露わにしてスヒョンに報告し、スヒョンは、ダヘにダイヤのネックレスを預けるような人が居ないか婚約者に聞くが、婚約者は「あの刑事さんと同じ事を聞くんですね、イ・ジェハン刑事です」と言う。
お通夜の後にダヘの部屋を訪ねたイ刑事は、婚約者にネックレスやフロッピーディスクについて聞き、全ての遺品を姉が持ち去った後の何もない部屋から同郷の後輩ジヒの写真を見つけていた。役者を目指す彼女はソウルに来た時はダヘの部屋に泊まっていて、最近彼女が来たのは1週間前だったと教えられたイ刑事は彼女の連絡先を聞いていた。
その当時の事を教えられたスヒョンは何かピンときて、婚約者に彼女が通夜に来ていたかを確認する。ジヒについて調べさせるスヒョンは、彼女が1995年12月にドイツに出国し2週間前に仁川空港に入国している事実を知り、彼女の滞在先のホテルへ行くが、彼女は1週前にチェックアウトしていた。部屋を確認するスヒョンは、窓からダヘの母が入院する病院が見える事に気づく。すぐにダヘの母に肝臓を提供した患者の病室へ向かうスヒョンだが、そこから出てきたのはダヘの姉だった。「6日前にあなたの母親に肝臓を提供したキム・ジヒさんは、20年間死んだように生きてきたあなたの妹シン・ダヘさんですね?」と言うスヒョンは、病室のベッドにいた女性に「やっと会えましたね、キム・ジヒさん。いえ、シン・ダヘさんと呼びましょうか」と言う。何も話さない2人にスヒョンは20年前に何があったのか聞き、ダヘは少しずつ話し始める。ビデオを取りにセギュに会いに行ったダヘは、彼から見せられたネックレスを盗んでいた。暫くしてセギュは窃盗で逮捕されたが釈放されるとすぐにダヘに電話をしてネックレスを返すよう言い、自首すると伝えるとその夜に家に来たと言う。一方、セギュに会いに行くヘヨンは、自殺に見せかけて貯水池に遺体を捨てた犯人の心理を説明し、裕福な家に生まれ贅沢に育ちカネに物を言わせて性的暴行を犯した事は最低だが目を瞑ろう…ビデオを盗むために友人宅に忍び込んで他人の人生を台無しにした事も狂いそうに腹が立つがそれも目を瞑る…しかし殺人は別だと言い、セギュはすんなり自分が殺したと自供する。あの夜、ダヘの家に忍び込んだセギュはベッドで寝ているジヒに馬乗りになって首を絞めて殺していた。夜中に目を覚まして台所で水を飲んでいたダヘは玄関の物音に気付いて身を隠し、セギュがジヒを殺す所を目撃していたのだった。自分も殺されると思うと怖くて動けなかったと言うダヘは秘かに実家に戻り、その後警察から自分が死んだ事を知らされてジヒとして生きて行こうと決めたとスヒョンに話す。自供したセギュは、ヘヨンが事前に黙秘権と弁護士の選任権がある事を告知していないから自供は法的に無効だと言って笑い、ヘヨンは実力がなくて仕事を任せてもらえないセギュのコンプレックスを刺激して、せいぜい自分の弁護の準備をしておけと言う。一方、セギュがジヒを殺したという証拠が無い限り、ダヘがジヒを殺したと疑われると知った姉は、スヒョンに証拠があると言う。アン刑事からセギュに会いに行った理由を聞かれたヘヨンに代わってスヒョンは、捜査中の事件の有力な容疑者がセギュである事を説明し、ダヘの姉から預かった証拠を見せる。ダヘの部屋から見つかったテープには、あの夜に起こった事がすべて録音されていたが、それを公にすればダヘが生きている事がバレてしまうためダヘの姉はずっと隠し持っていたのだった。秘かにそのテープをセギュに聞かせるキム局長は、未解決事件専門チームに捜査はさせない…このテープは20年も前の遺体も現場も残っていない事件の証拠にはならないとセギュに言う。セギュはヘヨンを職権乱用と名誉棄損で訴えて痛い目に遭わせると意気込んで自ら警察へ出頭し、取調室で向かい合って座るヘヨンはテープの音声を聞かせ、声は本人に間違いないかと聞く。認めるセギュは、この証拠がどこから出てきたか知らないが20年前のシン・ダヘの家から発見されたと立証できるのかと言って笑う。立証できると言うヘヨンは、テープに続きがある事を教えて再生をスタートさせる。ジヒを殺したセギュは部屋を荒らしてダイヤのネックレスを見つけ出し、ダヘの婚約者が鳴らすチャイムの音に驚いて慌ててジヒの遺体を布団でくるんで遺体を運び出していた。あの夜ダヘの家を訪ねていた事を婚約者は当時警察で証言しており、それを知ったセギュは思わず笑い、事前に局長から聞かされた音声にその部分が無かったことに対して怒りを覚える。全てを見通しているヘヨンは、「聞かされたものと違いましたか?変ですね、捜査資料が外部に漏れるはずないんですが」と言いながらマジックミラーの向こうに居る局長とアン刑事に視線をやり、何を聞いたが知らないがこれが原本だ…これにより録音されたのはシン・ダヘの家と証明された…彼女の家であなたが何をしたか証明しましょうと言い、そこへ車いすに乗ったダヘが現れる。スヒョンの頬には局長の命令でダヘを拉致しようとした男と争って出来た傷があった。ダヘを見たセギュは驚いて席を立ち、「お前がどうして!?あの時死んだじゃないか…。俺が間違いなく殺したのに…」と動揺しながら言い、人違いで殺人を犯したと知ったセギュは大声で叫びながらヘヨンを殴って暴れ、器物破損・公務執行妨害・侮辱罪・暴行罪・監禁未遂とキム・ジヒの殺人容疑で逮捕される。その後、ダヘは婚約者と20年ぶりの再会を喜びあう。セギュが執拗にネックレスを取り返そうとしたのは箱の中にフロッピーディスクが入っていたからで、後日ダヘは当時それを探していたイ刑事が所属する機動捜査隊宛に郵便で送っていたが、班長は勝手に封筒を開けて証拠を消してしまうのだった。激怒するイ刑事は班長の家に行って彼を責め、警察の顔に泥を塗る犬を捕まえるまで自分は絶対に警察を辞めないと宣言する。
アン刑事を殴り、わざと自分をハメたのかと責める局長は、ここまで引き上げてやったのは俺だという事を忘れるなと警告し、ヘヨンにおかしな点はなかったか確認する。イ刑事の無線機の事は言わず「特になかった」と答えるアン刑事に局長は、あいつがイ・ジェハンの事件に気づいたらすぐにクビにしろ…あの事件がバレて一番困るのはお前だぞと言う。祝杯の席を抜けて捜査チームに戻ったヘヨンは、遠くから聞こえるイ刑事の声に気づき、声の方へ近づいていく。同じ頃、アン刑事はケガを負いながら誰かと無線で交信するイ刑事に向けて銃を発射させた時の事を思い出していた。アン刑事の机の引き出しから無線機を見つけたヘヨンは驚き、そこへアン刑事が現れる。

■9話 (放送日:2016.2.19 / 視聴率:7.08%)
「これをなぜ係長が?」と聞くヘヨンにアン刑事は、イ刑事がお守りのように持っていた無線機だと教え、15年前のイ刑事失踪事件の現場近くで発見されたが保管期間が過ぎて廃棄処分されるはずだった物をなぜ持っているのか…イ刑事とどんな関係か…なぜ彼を調べているのかと聞き、イ刑事の失踪について僕が知ってはいけない秘密でもあるのかと聞き返すヘヨンに、秘密などない…今度自分の机に触れたらただでは済まないぞと言う。廃棄されるはずだった無線機を見つけたのは偶然だったのか…なぜ午後11時23分なのか…なぜ自分だったのかと思うヘヨンは、イ刑事の失踪事件に全ての秘密が隠されている…彼に罪を着せて証拠を偽造した警察内部の協力者を探せば彼の失踪理由がわかるはずだと考える。アン刑事の名前を使ってイ刑事の失踪事件で証言したキム・ソンボムを呼び出すヘヨンは、イ刑事を陥れたのはアン刑事か…もちろん彼がひとりでした事ではない…規模が大きすぎる…背後にいるのは誰かと聞くがソンボムは答えずに去って行く。
ネズミ講で大金を稼いでいたソンボムが段ボールいっぱいの現金を運び出す所を見たイ刑事は、ネズミ講詐欺事件の捜査結果報告書を確認し、被害総額が20億を超える詐欺事件を証拠不十分で処理した捜査担当者がキム班長だったと知って呆れる。
イ刑事の事をなぜ調べているのかとスヒョンに聞かれたヘヨンは、彼のお陰でセギュを逮捕できたから色々知りたいのだと答え、考えてみたらあなたが捜査した事件は全てイ刑事が関係していた事件だと言われて知らなかったととぼける。そして、イ刑事とアン刑事の関係はよく知らないがインジュ市の事件で出会ったと聞いた…1999年の女子高生集団暴行事件だという言葉にヘヨンは動揺を見せ、その事件もイ刑事が捜査していたのかと聞く。先輩に会うスヒョンは、ヘヨンの兄が女子高生集団暴行事件の主犯のひとりで少年院から出てすぐに自殺した事と、ヘヨンの警察学校受験時に兄の事が問題になったが当時の面接官たちの配慮で合格になった事を知る。その頃、ヘヨンはスヒョン母からの電話で彼女の家に居た。散らかった家を見て泥棒と思ったが孫たちの仕業と知った母は最初は恐縮しながらもヘヨンに部屋の片づけや力仕事を頼み、ヘヨンはスヒョンの部屋でイ刑事の捜査ノートを見つける。そこに挟まれたメモには自分が関わった2つの事件が書かれていて、その次に書かれている"1997年ホンウォン洞事件"についてネットで調べるが全くヒットしない。その時、無線が通じる。最後の交信から2年経った1997年だと知らされたヘヨンは、まだホンウォン洞で何も事件は起こっていないと言うイ刑事に、何か事件が起きるのは間違いない…あなたのノートにそう書いてあった…そこに挟まれたメモには1999年のインジュ女子高生事件までの4件の事件について書かれていると教え、そこで交信は途絶える。その時イ刑事の手帳には、確かに京畿南部事件と大盗事件と書かれたメモが挟まれていた。ホンウォン署にいる先輩を訪ねるイ刑事は、10月17日に起こった主婦殺害事件の捜査資料に目を通す。第一発見者に声を掛けるイ刑事は、この事件と同様の事件が隣町で起きていた事実を掴む。遺体の遺棄方法から同一犯による連続殺人事件だと班長に言うイ刑事だが班長は全く聞く耳を持たず、2人の会話をスヒョンが聞いていた。
白骨遺体発見の知らせに科学研究院へ駆けつけるスヒョンは、その遺体が女性と知って帰ろうとするが、頭部が黒いビニール袋で包まれていて死因が頸部圧迫と知って激しく動揺する。翌日の会議でスヒョンは、ホンウォン洞事件の捜査を推す。2つの事件は遺体の遺棄方法が同じでも管轄が違ったために別事件として扱われて未解決に終わっていたとの説明に、ヘヨンは、連続殺人の可能性はあるがFBIでは被害者が3人以上で犯行には冷却期間があり異なる状況下で犯行を犯すと連続殺人と定義すると言われていると説明し、スヒョンは昨日ドンイ山で白骨遺体が見つかった事を教える。その遺体のDNAから被害者は2001年に失踪したソ・ヨンジンでホンウォン洞に住んでいた事が判り、それを聞いたスヒョンは動揺する。オ・ユンソは普段スヒョンが捜している白骨と明らかに違うのにどうしたのかと心配し、スヒョンが白骨遺体を捜していると知って驚くヘヨンに、スヒョンは身長185㎝で右肩に手術痕のある白骨遺体を捜していると教える。被害者の夫に会う2人は、当時被害者は産後うつを患っていた事実を掴み、殺害方法と遺体の遺棄方法、そして被害者の特徴が1997年の事件と同じだとスヒョンは言う。
当時の被害者に共通するのは暗い音楽をイヤホンで聞いていた事だとイ刑事の捜査ノートで見たスヒョンは、彼女たちと同じようにイヤホンをしながら彼女たちが通勤した道を歩き、その途中にあるコンビニに立ち寄る。考えながら歩くスヒョンに声を掛けるイ刑事は、被害者の足取りを追ってここを歩いていると彼女たちが憂鬱になった気持ちが解ると言う彼女に、余計な事はせず帰るよう命じる。ため息をついて帰ろうとするスヒョンだが、何か気配を感じて振り返るが誰も居ない。
スヒョンとヘヨンはホンウォン洞で失踪した女性のリストをアン刑事に見せ、前日白骨遺体が見つかったドンイ山に別の遺体があるかもしれないから捜査させてほしいと訴えて許可をもらう。スヒョンの憂鬱な表情から何かを隠していると感じるヘヨンは、1997年と2001年で遺体の遺棄方法が変わった理由を知っているのではと聞き、スヒョンは1997年の事件の被害者が実はもう一人いたのだと話し始める。
イ刑事と別れたあと、犬の鳴き声に気づいたスヒョンは子犬を見つけるが、そこでいきなり頭からビニール袋を被せられ拉致されていた。「生きるのがつらいだろう…。楽にしてやるから待ってろ」とスヒョンに声を掛ける男は家を出て行き、スヒョンは壁伝いに歩いて外へ逃げ出し、一旦署に帰ったがスヒョンを捜しに戻って来たイ刑事に発見されていた。意識を取り戻したスヒョンは恐怖のあまり暴れだし、イ刑事は声を掛けながら抱きしめて落ち着かせる。
当時の事を話すスヒョンは、あれ以来被害者が出なかったから事件は終わったと思っていたと言うが、それから続々と同様の遺体が発見され、昨日と合わせて全部で9体の遺体が見つかるのだった。

■10話 (放送日:2016.2.20 / 視聴率:9.2%)
見つかった9体のうち8体の遺体の身元が判明し、会議で報告するスヒョンは、1997年の事件と殺害方法と遺棄の仕方が同じだと言う。当時の捜査ミスのせいで9人の被害者が出た事がバレたらマスコミや世論は黙っていないと署長は言い、キム局長は、これだけ大きな事件を隠す事はできない…世論を納得させるためにも未解決捜査チームに任せましょうと言う。捜査チームに戻ったスヒョンにヘヨンは、拉致された時に何があって犯人を捕まえられなかったのかと聞く。
あの後、署に戻ったスヒョンは、監禁されていたのは浴室だった事、声の印象から犯人は若い男である事、壁伝いに逃げようとして扉を開けたら冷たい手に触れた事、鍵のかかったドアを壊して外へ出てとにかく走り何かにぶつかって気を失った事、次に気が付いた時にイ刑事がいた事を話し、どの方向にどのくらい走ったか聞かれて必死に思い出すスヒョンは、家を出た時にドブの臭いがして10~15分走ったと言う。スヒョンを病院へ連れて行かせ、残りの刑事たちはスヒョンが発見された場所から10~15分の範囲のドブ川近くで浴室がある家の1階に暮らす一人暮らしの若い男を捜し始めるが、結局犯人は見つけられずに捜査は打ち切られていた。
3人も被害に遭った事件の捜査を当時班長だったキム局長が打ち切っていたと知ったヘヨンは驚くが、連続殺人は動機がない場合が多く手掛かりも少く逮捕しにいため上層部は連続殺人の捜査を嫌がるのだとキム刑事やホンギは言う。捜査会議でスヒョンは、被害者のうち3人はホンウォン洞在住で他の5人も仕事などでホンウォン洞によく来ていた事から1997年の事件の被害者を含め全員がホンウォン洞に縁があったと思われ、ドンイ山もホンウォン洞に面している事から犯人は当時から現在もホンウォン洞に居る可能性が高いと報告し、続けてヘヨンによるプロファイリングの結果が発表される。遺体の包み方から犯人は几帳面な性格で身なりや家や職場もキレイにしているであろう事、遺体を包むのに時間がかかる事から誰の目にも触れない場所が確保されている事、苦労して山へ埋めに行く点から庭がない家に住んでいる事、被害者の年齢・外見などに共通点がなく唯一の共通点はうつ状態だった事、このような場合犯人も同じようにうつ状態だった可能性がある事、被害者がうつ状態と知るには時間が必要で犯人は被害者の近くに長い時間いた可能性がある事、以上の点から被害者が通った病院や店など共通の場所や、被害者が通った道や共通の知り合いなどを探す事が大事だとヘヨンは話し、アン刑事は刑事たちに指示を出す。そこでスヒョンは、当時犯人に唯一接触した証人がいると言い、自分の記憶の中に必ず手掛かりがあるはずだと睡眠療法を受けるが、新たな手掛かりは見つからない。そんな中、イ刑事と無線が通じる。ホンウォン洞の事件が未解決で現在捜査中と言うヘヨンは、うちの新人刑事が死にそうな目に遭ったから絶対に捕まえなければと言うイ刑事に「チャ・スヒョン刑事でしょ?」と聞き、現在長期未解決専門チームのチーム長をしていると教える。これにイ刑事は、あの半人前がと驚き、今年一番の衝撃だ…チームはまともに機能しているのかと嬉しそうな顔をしながら言う。当時のスヒョンを気にするヘヨンは、運転はヘタでも強いから打ち勝つはずだと言うイ刑事に、心でそう思っていても相手には伝わらない…直接伝えれば力になるはずだ…イ刑事から直接ならなおさらだと言う。そして、2015年の自分がどうしているか気にならないかと聞き、自分は占いを信じないし自分がどうなるか知ってどうするのか…もしその時の自分がバカな事をしていたら殴っていいと言うイ刑事に、「実は…」と言いかけるが、そこで交信は途絶える。身元不明の被害者を調べた結果、着衣から2014年以降に失踪した事、被害者の骨から大量の水銀が検出された事、ビニール袋の結び目が他の被害者と逆で後ろ側から首を絞められていた事が判り、この遺体だけ毛布で包まれていた点からもこの被害者が犯人の感情を動かした可能性がある…被害者の身元が判れば犯人の手がかりが掴めるはずだとヘヨンは言う。
コンビニで働く犯人とそこに通っていた被害者は少しずつ距離を近づけていたが、ドブ川の周辺の家を捜すイ刑事たちは犯人を捜せずにいた。あれ以来スヒョンは欠勤が続いていて、ヘヨンの言葉を思い出すイ刑事は彼女に会いに行く。先輩の言う通り私は警察官に向いていない…ビニール袋の音を聞くだけで怖くてたまらない…あの日を思い出すし路地も怖いし死体も怖いし犯人がすごく怖い…これでは警察官の資格もないと言って泣くスヒョンにイ刑事は、ひったくりの被害者から届いたスヒョン宛のお礼の干し柿を手渡し、自分も犯人が怖い…怖がらない者はいない…でも誰かが犯人を捕まえなければいけない…辞めるのもいい…誰も責めない…でもよく考えて決めろ…続けていればいつかお前がチーム長になる日が来るかもしれないぞと言う。
その時のイ刑事の言葉を思い出しながらスヒョンは被害者を捜し、ヘヨンもまた不動産屋をまわって過去に水銀を不法に埋め立てた工場があった事を突き止める。その会社には去年の冬に突然姿を消した社員がいて、彼女が残したノートには、"今日はなぜか涙が出た。空は青く晴れだった。来年の誕生日は独りじゃないように。スンヨン誕生日おめでとう" "あそこへ行くとドキドキする。だから何度も行く。これが幸せという気持ちなのだろうか。早く明日になってまたあそこで会えますように" "私の後ろをついて来る。私を見ている。最初は偶然と思ったけど私が好きなのかな?あの人はいつも私の後ろにいる。いっそ話しかけてくれたらいいのに"と書かれた日記と買い物をしたメモが残っていた。スーパーに行けないくらい内向的な性格ならコンビニで買い物をするのではと考えたヘヨンはスヒョンにそう報告し、彼女の遺体のDNAと生存している祖母のDNAを調べている所だと話す。工場の寮の近くのコンビニをまわって30代の男性が働いていないかを調べるヘヨンは、あるコンビニのキレイな陳列を見て確信を持つ。一方、ヘヨンの元へ向かおうと走り出したスヒョンは、あの時ビニール袋越しに見えた街灯が左側にあった事を思い出し、当時はドブ川の方向から走って行ったと思ったが実は逆だったのだと気づき、当時の記憶を頼りに歩いてあの時ぶつかった電柱を見つける。そして、その時に転んで来た道を戻ってしまって犯人にぶつかり、首を絞められた所を捜しに来たイ刑事によって助けられたのだと思い出す。犯人の家はその場所の近くだと確信するスヒョンは、あの時のドブの臭いに気づき、マンホールの前の家のドアを開ける。。

■11話 (放送日:2016.2.26 / 視聴率:10.46%)
コンビニで働くキム・ジヌが段ボールと赤いヒモを持ち帰ったと知ったヘヨンは、彼がまた誰かを殺すのではと考える。一方、銃を手に暗い家の中に入って行くスヒョンは、人の気配を感じて銃口を向け、驚くヘヨンは必死に彼女に声を掛けて落ち着かせ、車で休むよう言うがスヒョンは、自分の手で犯人を捕まえて悪夢を終わらせると言う。すぐにジヌの家の捜索が始まり、被害者たちの名前が書かれた持ち物が発見されるが、最後の被害者ユ・スンヨンの持ち物だけが見当たらない。母親と同居していたはずだが部屋には母親が住んでいた形跡はなく、ヘヨンが靴箱から母親の靴を見つけたと同時に人骨が発見される。スヒョンに電話して当時の記憶が正しかったと言うヘヨンは、遺体を自宅に保管するのは死者との深い関係を表す事から白骨遺体は母親であろうと言う。車載カメラの映像からジヌがドンイ山へ向かった事が判り、ドンイ山の捜索が始まる。一方、指紋を取ろうとした鑑識の捜査員がCDデッキに触れたその時、ユ・スンヨンが好きだった曲が流れる。同じ頃、頭から黒いビニール袋を被って首を吊ろうとしていたジヌはスヒョンによって発見されていた。ジヌの母の遺体を調べた結果、40代半ばで自然死した事が判り、両親の離婚後に母親から受けた虐待が連続殺人の動機となったのではと考えられる。取調室に座るジヌに音楽を聞かせるヘヨンは、これが最後の被害者の遺品だろう…リプレイのままになっていたが1年間ずっと聴き続けていたのか…彼女は特別だったのだろうと言う。当時、ジヌは彼女を立たせて後ろから抱きしめる形で絞殺し、涙を流していた。取調室を出る彼を見ながらヘヨンはスヒョンに、彼はきっと自分が彼女に好意を持っているという事すら分かっていなかったのだろう…誰も好きという感情を教えていないから…あれから彼は人を殺せなくなって自殺しようとした…人を殺せないなら生きている理由がないからだ…あなたも局長と同じように彼が狂ったクズだと思いますかと言い、スヒョンは、いくら不幸な境遇でも11人もの人を殺した…同情の余地はないと言う。そんなスヒョンにヘヨンは、生まれながらの怪物もいるが人が作った怪物もいる…誰か一人でも手を差し伸べていればキム・ジヌも被害者たちも救えたかもしれないと兄を思い出しながら言う。その夜、繋がった無線で、犯人は捕まったか…どんな奴かと聞かれたヘヨンは捕まえた事を知らせ、我々は誰かの人生を決める事はできない…人生を壊す事もあるからだ…最初に絶対に諦めるなと言われたが未解決事件は誰かの諦めによって生まれる…だからどうか諦めないでほしいとイ刑事に言う。
署に戻ったイ刑事は同僚から捜査の打ち切りを知らされて怒りを覚えるが、そこにスヒョンが久しぶりに姿を見せる。イ刑事はいきなりスヒョンに死体に触らせてあの時触れたものと同じかを確認させ、タンスに遺体を隠していた理由を考えて、一人暮らしでなかったのではとの結論に2人暮らしの家を調べなおす。そして、マンホールの前で足を止め、その時家から出てきたジヌと目が合う。
捜査チームに風が吹き、イ刑事のメモから"1997年ホンウォン洞事件"の文字が消えた事に気づくヘヨンは取調室へ行くが、ジヌの姿はなかった。ホンウォン洞事件の報告書には1998年1月20日に自宅で被疑者逮捕と書かれていて、2000年以降の被害者たちは皆生き返って現在も生存していた。キム・ジヌは1998年に無期懲役になり服役中に病状が悪化して現在は治療監護所に収容されていた。そんな中、白骨遺体発見の知らせが入り、スヒョンとヘヨンは科学研究院へ行く。オ医師の所見では性別は男性で肩に手術痕があるとの事だったが、イ刑事のDNAとは一致せず別人と判明する。その夜、無線が繋がり、イ刑事はヘヨンからキム・ジヌの逮捕後は皆無事だと聞いて安心する。これで残りは1件だ…今そちらは1999年でしょう…あなたのメモに書いてあった"1999年インジュ女子高生事件"はあなたが捜査を担当する…1999年にインジュ市で何があったのか教えてほしいとヘヨンから言われるイ刑事だが、うちの管轄でないから…と答えた所で交信は途絶えてしまう。
1999年2月、インジュ市。インジュ高校の掲示板に"全ては柳の家で始まった。最初は1人、次に7人の人間(インガン)、最後は10人の悪魔。悪魔は遠くではなく私たちの周りにいる。友達だった女学生を獣のように襲い、変わらず私たちと一緒に何もなかったかのように笑って騒いでいる。罪を犯した人はたくさんいるのに誰も罪を償っていない。どこから間違ったのだろうか。私はどうすべきなのだろうか"という文章が上げられ、1人の女子高生が屋上から飛び降りる。チャン議員に呼び出されて圧力をかけられたキム班長は、機動捜査隊から4人の刑事を選抜してインジュへ向かうが、イ刑事は無理やりそこへ入り込んでアン刑事と出会っていた。同じ頃、班長はインジュ署の班長に、掲示板の文章を削除したのが間違いだ…記者に原本を公開すべきだ…世の中には生きる価値のない虫けらがたくさん居る…そんなクズは根絶すべきだ…最初は1人次に7人最後に10人…18人の虫けらを捕まえれば済む事だ…この際キレイに片づけましょうと言い、掲示板に書き込んだ人物の特定を命じる。
集中治療室にいる18歳の娘ヒョンギョンは危険な状態で、アン刑事は医師から心の準備をするよう言われる。そんな中、局長から呼び出される。娘が危篤だから治療費は必要ないという事か…だから裏切るのか…パク・ヘヨンがあの時死んだパク・ソヌの弟だと知っていただろう…なぜ報告しなかったのか…係長のお前など簡単に飛ばせるのだと胸ぐらを掴んで言われたアン刑事は、全て終わりましたと言って退職願を置いて出て行く。そのままインジュ市へ向かうアン刑事はヘヨンに電話して、お前がなぜインジュ事件に拘るのか知っている…パク・ソヌがあんな死に方をしたのは残念に思う…しかしあの事件は危険だ…真実を知れば兄の二の舞になるだろう…真実を知っても耐えられるのならインジュへ来い…あの時何があったかを知っている…俺が事件を偽装したからだ…2時間後にインジュ病院の前でと言って電話を切る。
アン刑事と校舎の屋上から飛び降りようとした事件の被害者カン・ヘスンの元へ行くイ刑事は父親に掲示板の文章を見せ、その通りだと言う父に、最初に加害者は10人と言ったそうだがと聞く。父は娘が書いた加害者の名前を書いた紙を渡し、直接会って話が聞きたいと言うのを拒否して病室に戻るが、イ刑事はドアを開けて無理やりベッドに名刺を置く。その後、父親は廊下に名刺を捨て、見舞いに来たパク・ソヌを追い返す。犯行現場へ到着したイ刑事は、近所の住人からそこが"柳の家"という名前の元焼肉店で不良のたまり場になっていた事と、そこによく集まっていた不良たちと女の子の顔写真を見せて選ばせる。ヘスンの同級生にもヘスンがよく一緒にいた不良たちの写真を選ばせ、それらはヘスンが書いたリストと同じで、あとは被害者の証言があればいいだけとなるがイ刑事は確証がないと納得できない。そんな中、イ刑事宛に1枚の写真が届けられる。ある学生が持ってきたというその写真には"1998年 インジュ高校生徒会幹部 合宿"という文字と共に7人の男子生徒が写っていた。それを見たイ刑事は、インジュ高校生徒会幹部を略して"イン幹(インガン=人間)"と呼んでいたのではと考える。
一方、車でインジュ病院に来たヘヨンはアン刑事に電話をするが、近くから携帯の着信音が聞こえて来る。そこには腹部から血を流すアン刑事がいた。

■12話 (放送日:2016.2.27 / 視聴率:10.07%)
息も絶え絶えのアン刑事は、無線機でイ・ジェハンの声を聞いた…イ・ジェハンが生きているわけない…石階段の下に確認しに行った…間違いなくそこにあった…俺がこの手でイ・ジェハンを殺した…今も後悔している…もし生きているなら仕方なかったと伝えてくれ…全ての始まりはインジュだったと言って息を引き取る。血だらけの手のヘヨンは茫然と立ち尽くす中、刑事たちが集まる。アン刑事から電話がありインジュ女子高生集団暴行事件の事で話しがあると言われた…事件は偽装された…自分が到着した時には襲われた後だった…怪しい者は誰も居なかった…凶器も証人も状況もわからない…と言うヘヨンに激怒するキム局長は、すぐに調べを始めるよう刑事たちに指示するが、長期未解決事件チームは捜査から外れるよう命じる。長く闘病していたアン刑事の娘は3日前に失くなっていた事と現場付近に防犯カメラは設置されて居なかった事が判り、アン刑事の通話記録に名前があったキム・ソンボムが警察に呼ばれるが、彼は数日前にヘヨンからアン刑事について事細かく聞かれたから電話をしただけだと話す。取り調べを受けるヘヨンは、アン刑事の机から無線機を見つけた日に言い合っていた理由やアン刑事の事を調べていた理由について答えられず、局長はヘヨンの過去から現在まで細かく調べるようアン刑事の直属の部下に命じる。調べを終えたヘヨンにスヒョンは、アン刑事を殺していないと信じている…だからこそ聞く…なぜアン刑事を調べていたのかと聞き、ヘヨンは、イ刑事の収賄事件は偽装された…アン刑事とソンボムの仕業だ…アン刑事はイ刑事の事件に関わっている…恐らく警察組織も…警察で信じられるのはチャ刑事しかいない…アン刑事が殺された事で証拠は疑惑から確信に変わった…アン刑事は収賄事件に加担するしかなかった…亡くなる前に言われた…自分がイ刑事を殺したと…全てはインジュで始まったと…アン刑事もイ刑事も事件のせいで殺されたのだと言う。
イ刑事が"イン幹"について調べていると知ったキム班長は、彼が掲示板に書き込んだ人物を見つけたら自分たちは終わりだ…"イン幹"の7人をインジュから追い出せとインジュ署の班長に命じる。一方、事件以来唯一学校を休みがちなイ・ドンジンに目をつけるイ刑事は、アン刑事が彼を急いで家から連れ出そうとしていた所に現れ、署に連れて行って話を聞く。ヘスンとの関係を聞かれたドンジンは、ある日パク・ソヌがヘスンを家に連れて来て週に1回勉強を教えるために家を貸してほしいと言われたと話すが、そこにドンジンの父が怒鳴り込んで来て彼を連れて帰る。その様子を見ていたキム班長は、最初の1人を捕まえればいい…身を守るためには風よけが必要だ…カネもコネもない者が…さっきの学生が陳述していただろうとインジュ署の班長に言う。
スヒョンを家に連れて行くヘヨンは、インジュの事件の捜査資料を見せるが、その前にスヒョンはインジュでヘヨン兄弟に何があったのか尋ねる。ソヌはヘヨンの目の前で警察に連行され、それから両親は離婚して自分は父親に引き取られてソウルへ行った事、兄が少年院を出たとの知らせで兄を訪ねて兄の遺体を発見した事、その時もそれらの理由は知らないままだったが、同級生から兄の学校の不良が警察であの日兄が学校をサボってヘスンとバスに乗るのを見たと証言していた事を聞かされ、その男を問い詰めて警察で証言は嘘だったと話せと言うが男から「警察に言われて証言しただけだ。なぜソヌが濡れ衣を着せられたと思う?カネもコネも力もないからだ。お前も立場をわきまえて生きろ」と言われていた事を聞かされたスヒョンは、当時の刑事たちに会いたいと言うヘヨンに、容疑者となっている今は下手に動くべきではない…真犯人が捕まるまで大人しくしているようにと言う。
取り調べで"イン幹"の7人は皆ソヌに言われてやったと話し、連行されたソヌは取り調べでイ刑事の名刺を見せて写真を渡したのが自分である事を教え、自分がやったならそんな事はしないと訴え、最初の1人は誰か知らない…確かなのは皆が嘘をついている事だと言う。ドンジンの家に行くイ刑事は、彼の家の前に大きな柳の木がある事に気づき、元焼肉店の現場近くに車を停めている蒸しパン屋の男に柳の家について聞くが、そこは柳の家ではなく栗の谷だと教えられる。同僚刑事がキム班長からお金を受け取って住民に嘘の証言をさせていたと知ったイ刑事はキム・ジョンジェ刑事と班長に激怒するが、取調室にいるヘスンが主犯はソヌだと証言し、イ刑事はどうする事も出来ず事件は終結する。
キム元刑事に会いに行くスヒョンは、インジュから戻ってすぐに辞めたから寂しかった…アン刑事が死んだ…誰かに殺された…恐らくインジュ事件のせいだ…あの時なにがあったのか…アン刑事が死ぬ前に自分の手でイ刑事を殺したと言った…先輩はイ刑事と一番親しかった…何でもいいから話してほしいと言い、キム元刑事は、「ジェハンはあの事件を諦めなかった。それしか言えない」とだけ答える。アン刑事が殺された夜にソンボムの車とすれ違っていた事を思い出したヘヨンはスヒョンに教え、アン刑事は急所を刺されていた事から犯人は殺人に慣れたソンボムの可能性が高い…彼が犯人なら誰かに指示されたのだろう…人を信じない彼のようなタイプの人間は裏切りに備えて凶器や通話記録などの証拠を残しているはずだ…家や事務所以外の場所だろう…と言って彼の母親名義の家へ向かう。勝手に家に入って行く2人は家の中を捜すが何も見つからず、諦めて外へ出たその時、ヘヨンは石の階段を見てアン刑事の言葉を思い出し、アン刑事の足取りを調べてもらう。アン刑事が2日前に近くの料金所を通っていた事が判り、彼がここに来ていた事からヘヨンは階段の下を掘り返す。そして、イ刑事の白骨遺体を発見するのだった。

■13話 (放送日:2016.3.4 / 視聴率:9.67%)
1999年2月26日。キム・ジョンジェ刑事は警察を辞め、イ刑事も無断欠勤していた。イ刑事に会いに行くスヒョンは、机の上にある退職願を見て何があったのかと聞き、関係ないだろうと言うイ刑事に、「関係ないですけど父親の誕生日に辞めるなんて…」と言う。その言葉で父親の誕生日に気づいたイ刑事は張り切るスヒョンと一緒に買い物に出かけ、スヒョンは慣れない手付きでワカメスープを作る。しかしスープは酷い味で、父親は焼酎を勧め、酔っ払ったスヒョンはタクシーから降ろされてしまう。イ刑事におんぶされるスヒョンは、「刑事も捨てたものじゃないって言ったじゃないですか。私にとって先輩は最高の刑事なんです。だから絶対に辞めちゃダメです」と言う。
見つかった白骨遺体はイ刑事のDNAと一致し、白骨遺体と対面した父は、「やっと…帰って来たんだな」と呟き、「ありがとう。息子を見つけてくれて…。これでいい。死ぬ前にこいつを弔ってやれる」と言って涙を流す。葬儀場に茫然とする父と制服姿のスヒョンがいて、そこへ来たヘヨンは、花輪もなく弔問客もいなく収賄の濡れ衣を着せられ15年ぶりに白骨で見つかったがずっと忘れずに待っていた人がいる…イ刑事には十分な慰めになるはずだと言い、ヘヨンは、2人で一緒に撮った写真が一枚もない事に後で気づいた…あれが最後になると知っていたら残しておけばよかった…それが一番の後悔だと言う。そして、死んでいると思った…家族や同僚をあんなふうに見捨てる人じゃない…だから白骨が出ると科捜研に行った…それでも時々ドアが開く度に先輩が何食わぬ顔で私の名前を呼んで入ってきてほしかった…と言って遺影に向かって敬礼し、「週末までのはずが15年も待ちました。先輩が先に約束を破ったから、怒られても文句は言えませんよ」と心の中で話しかける。そして、いつも自分の机に置いているイ刑事の荷物に入っていた写真立てを胸に抱いて涙を流す。
インジュ事件の判決を新聞で知ったイ刑事はヘヨンの言葉を思い出し、裁判所から出て来る兄を見て泣き叫ぶヘヨンを見てまさかと思い、ソヌについて調べて母親に会いに行く。それからヘヨンに会いに行くイ刑事は、ひとりで焼肉屋に入ってオムライスを注文するヘヨンを見て秘かに店主にお金を渡してオムライスを作るよう頼み、ヘヨンは夢中になって平らげる。
イ刑事の部屋でその焼肉店の名刺を見つけたヘヨンは、警察官になって以来2度目にその店を訪ね、イ刑事の写真を見せる。あの日、イ刑事は主人にお金を渡して、ヘヨンが来たら食事させてやるよう頼み、また連絡すると言って名刺を持ち帰っていた。それを知ったヘヨンは、ずっと孤独だと思っていたが違ったのだと感じる。
高校時代、兄が濡れ衣を着せられたのはカネもコネもチカラもないからだと言われたヘヨンはクラスメイトのドヨンに、レベルが高くお金がかからない大学について聞き、国立しかないけどソウル大は無理だし内申もダメだし警察大学なら学費も免除で寮もあるからどうかという答えに怒るが、焼き肉店の主人に「警察大学に行ってみようかな」と言う。
そんな事を思い出しているヘヨンとイ刑事の無線が通じる。イ刑事には幸せになってほしい…愛する人が傍にいる方が事件を解決するより大事だ…その事件で危険な目に遭うかもしれないと言ってインジュ事件から手を引くよう説得するヘヨンだが、イ刑事は、僕も警衛に幸せになってほしい…貧しくても家族が一つ屋根の下に暮らし温かい食卓を囲み平凡な暮らしを送ってほしい…僕は諦めず何があっても最後まで行くと言って交信は途絶える。
イ刑事の遺体が見つかってすぐにソンボムは姿を消した…警察内部に通じている者がいる…広域捜査隊に知らせるべきだとヘヨンに言われるスヒョンは、インジュ事件の責任者はキム局長だった…アン刑事が亡くなってから広域を仕切っているのは局長だ…絶対に広域に知られてはいけない…この事件のせいで2人も刑事が死んだ…それだけ隠された秘密が大きいという事だ…他のどんな事件より慎重に動くべきだと言う。それから未解決捜査チームは秘かにインジュ事件を調べなおす。被害者カン・ヘスンは住所も偽物でカードや携帯の契約もしておらず、両親もすでに他界しインジュの友人たちとも連絡を絶っていたが、キム刑事は医療保険を調べて神経精神科に通院している事を突き止める。一方、張り込む刑事たちに気づかれないよう家を出たヘヨンはスヒョンと合流し、ヘスンの状況から通院していた病院の近くを調べ始め、PTSDが落ち着いて働きだしたとすれば女性を相手にする技術職に就いている可能性があると考えるヘヨンは、すれ違う男性を避けるように歩く一人の女性に目を止めて声を掛ける。何も話はないと拒否するヘスンにヘヨンは、インジュ事件の犯人とされたパク・ソヌは僕の兄だ…少なくとも僕に話す事があるのではと言い、ヘスンは素直に話に応じる。主犯はパク・ソヌに間違いないかと聞かれたヘスンは、ソヌは私に心から接してくれた唯一の人でした…私を救ってくれたのもソヌでした…そんなソヌを私は裏切りましたと答える。ソヌは人生を台無しにしないためにと勉強を教えて、生徒たちの噂に耐えかねて屋上から飛び降りようとした時に助けていたが、ヘスンは父親とキム班長から強要されて嘘の証言をしていたのだった。当時はまだ子供で怖かった…証言さえすれば終わると言われて私は全てを終わらせてインジュを…地獄のような場所から抜け出したかった…ごめんなさいとヘヨンに言い、スヒョンは、パク・ソヌに濡れ衣を着せた真犯人は誰かと問う。
一方、イ刑事はイン幹の7人を追っていた。

■14話 (放送日:2016.3.5 / 視聴率:11.12%)
ヘスンはインジュセメント社長の息子チャン・テジンと答える。ドンジンの家でテジンに会ったヘスンは、ソヌを馬鹿にするテジンに、オッパの学年1位は家庭教師のお陰だけどソヌの学年3位は自力だ…本当に賢のは親のコネで生きるオッパではなくソヌの方だと言い返し、テジンに暴力を受けていた。その一言さえあれば罪のない兄は死なずに済んとヘヨンは訴え、ソヌの自殺を知ったヘスンは驚く。少年院でソヌは、君は悪くない…君に悪い事をした奴は他に居る…だから全部忘れてやり直せ…僕もやり直す…僕は人生を諦めないとヘスンに話していて、明るく励ましてくれ彼の言葉のお陰で耐えられたと泣くヘスンにヘヨンは今からでも兄の潔白を証明してくれと頼むがヘスンは、家族を失いたくない…また周りからあんな目で見られるのは耐えられないと断って逃げるように帰く。あの時に真犯人を捕まえれば兄もイ刑事も助かるかも…まだチャンスはあるとスヒョンに言って帰り、祈る気持ちで無線に呼びかけるが交信は途絶える。ヘヨンの言葉が気になるスヒョンは、「イ刑事、聞こえますか?」というヘヨンの言葉を聞き、過去にイ刑事と張込み中に壊れた無線機から声が聞こえた時の事を思い出し、ヘヨンの部屋でイ刑事の無線機を見つけて驚く。
2000年2月15日。ソウル警察の刑事課長に昇進したボムジュにイ刑事は、監査室に情報提供した…今度は阻止できない…真実を話せる唯一のあなたの口から今までやって来た事を全て自白させてやると言い放つ。
インジュで嘘の証言をした兄の同級生に会うヘヨンは、少し前にアン刑事がテジンが真犯人という証拠の赤いマフラーをソヌが持っていたと証言するよう言いに来た事と、彼が別の事件を調べていた事実を掴む。インジュ署でアン刑事が見た資料はソヌの変死事件で、それを知ったヘヨンは驚き、その事は局長の耳にも届いていた。
イ刑事がお守りにしていた無線機には亡くなった初恋の人との思い出があり、彼女の遺品に映画のチケットがあった事から彼が映画を観なくなったと彼と同じ警察署で働いていた刑事から聞いたスヒョンは、ある時イ刑事に初恋の人を忘れられないのかと聞くがイ刑事は何も答えない。
兄の事件を担当した刑事に会いに行くヘヨンは、特に事件性はない兄の死と最後の電話でのアン刑事の言葉を思い出しながら、彼は何を調べていたのかと考える。
2000年2月17日。少年院を出たソヌはドンジンに会いに行き、赤いマフラーはどこにあるかと聞く。一方、イ刑事の父の店まで行くボムジュは、父親の事も考えて自分と同じように生きてはどうかと言うが、イ刑事はきっぱり断る。焦るボムジュは無理やりチャン議員に会いに行き、チニャン市の汚職は自分がもみ消した…議員バッジを守ったのは自分だ…監査を阻止してほしいと頼むが、議員はこれ以上自分に逆らうと圧力をかける。イ刑事に電話するソヌは、ヘスンの事件の証拠を見つけた…直接渡したいと言い、イ刑事もすぐにインジュへ行くと言うが、その時容疑者発見の知らせが入り、イ刑事は犯人逮捕の際にナイフで腹部に怪我を負ってしまう。この時、スヒョンは救急車の中で大泣きしながら、「好きです。先輩が大好きなんです。一生初恋を忘れられなくてもいいからケガせず死なないでください」と告白していた。
インジュの事件での物証は検出不可能で容疑者と目撃者の陳述のみであったが、ただ1つ不可解なのは最初被害者は現場に赤いマフラーを忘れたと陳述したが、当時その重要な証拠物について調べる事なく終わっていた事が判明する。一方、アン刑事が教えたがった何かがインジュ病院にあるはずだと確信するへヨンは、あの時の電話から聞こえた音を頼りに歩いて採血室にたどり着き、数日前にアン刑事と直前に刑事が来てソヌの血液サンプルについて質問していた事、兄の血液から意識を失う可能性がある量の精神安定剤が検出されていた事を知る。そこへスヒョンが現れ、茫然とするヘヨンは、兄は自殺じゃなかった…15年前の兄の血液から精神安定剤の成分が検出された…誰かが兄に薬を飲ませて自殺に見せかけた…アン刑事はインジュ事件じゃなく兄の死を調べていたのだと言う。そして、マフラーのせいだ…アン刑事は兄がヘスンのマフラーを持っていた事を公にしようとしていた…誰かがそのマフラーを狙っている…兄は決して諦めず無実を晴らそうとしていたのに僕は自殺したと思い込んでいた…今度こそ兄を止めなければと言って歩きだし、止めるスヒョンは、「前に言っていた話?過去なら助けられかもしれないという?聞きたい事があるの」とイ刑事の無線機を見せながらなぜあなたが持っているのかと聞く。そこでヘヨンは、前に過去から無線が来たらどうするかと聞いたでしょう…あの時チャ刑事は大切な人を守ってくれと答えた…僕もそうだ…何があろうと兄を助けたいと言って、キム・ユンジョン事件の遺体発見はイ刑事が無線を通して教えてくれた…それだけじゃなく京畿南部も大盗もホンウォン洞事件も全部過去が変わり現在も変わった…死ぬはずだった人が生き返り関係のない人が死んだ…ある人の人生を壊した事もある…過去を変えると必ず代償があった…全てが壊れてしまうかもしれない…だからイ刑事に8月3日にソンイル病院で殺されると言えなかった…2000年にイ刑事は死ぬ前に僕と交信したと言う。その時、スヒョンが持っている無線機の電源が入り、病院にいるイ刑事から交信がある。「パク警衛、インジュ事件の真犯人が判りました。パク・ソヌじゃありません。僕が明らかにします。ご心配なく」というイ刑事の声にスヒョンは戸惑い、無線機を奪うヘヨンは、「イ刑事、兄を助けてください。兄は濡れ衣を着せられたんです。そして、2000年2月18日に殺されます!自殺と思っていたけど違ったんです。誰かが自殺に見せかけて殺したんです!」と言い、それを聞いたイ刑事は日にちを確認して急いで病院をあとにする。突然の事に戸惑うスヒョンは、「あり得ない…。先輩は…先輩は死んだのよ」と言うが、ヘヨンは「まだ生きています。この無線機の向こうで」と答える。

■15話 (放送日:2016.3.11 / 視聴率:10.77%)
「いったい何時から?どういうことなの?」とスヒョンが聞いたその時、広域捜査隊の刑事たちが来て、慌てて無線機をスヒョンの鞄に入れるヘヨンはアン刑事の殺人容疑で逮捕されてしまう。
一方、イ刑事が来るのを待つソヌの元にキム課長がやって来る。イ刑事から頼まれて来たから俺を信用して気楽に話せ…出所早々イ刑事にどんな話があったのかと言うキムに、ソヌは、ヘスンを襲った真犯人を知っている…チャン・テジンだと言ってヘスンの赤いマフラーを渡す。前もってチャン議員の秘書に連絡し、甥が刑務所に行くのを避けたいなら今回の監査は必ず防ぐよう議員に伝えるよう電話したボムジュは、離れ離れになった家族がまた一緒に暮らせるよう無実を晴らしたいと言うソヌの硬い意思を確認し、彼のお茶の中に薬を入れる。その後、兄を訪ねて来たヘヨンは兄の遺体を発見する事になり、暫くしてからイ刑事が到着する。
取調べで兄の事件の資料を見せてもらうヘヨンは、その内容が変わっていない事に絶望する。トイレで発見された凶器からはアン刑事の血液とヘヨンの指紋が検出され、ヘヨンが血まみれの手でトイレに入る姿を見たという証人まで現れてヘヨンは追い込まれるが、その報告を受けたボムジュは、諦めが悪いからそうなるのだ…兄のようにと思いながらほくそ笑む。そんなボムジュにイ刑事は、ソヌは自殺するような子じゃない…僕に真犯人を明らかにする証拠があると言った…家中探したが赤いマフラーは無かった…誰かが自殺に見せかけて殺し持ち去ったのだ…その証拠があってはならない人間だ…インジュ署の刑事からアン刑事に連絡があったなら報告があったはずだ…確かな証拠があるのに嫌疑なしで監査は終わったのを見たら今回もお偉い方が助けてくれたのだろう…必ずあんたの悪事を暴いてやる…あの子は自分のためじゃなくバラバラになった家族をあの家に呼び戻すためだ…そんな子をよくも…それでも人間かと訴える。家に帰ったイ刑事はソヌとヘヨンを思って涙を流す。その時、無線が通じる。イ刑事は泣きながら防げなかった事を謝るが、無線から聞こえるのは「先輩?本当に先輩なんですか?」というスヒョンの声だった。驚くイ刑事にスヒョンは、15年待った…でも結局死んで戻ってきた…先輩は死ぬ…私に話があると…待つようにと言ったからどれだけ待ったか……何とか言ってくださいと言い、ヘヨンはどうしたのかと聞くイ刑事に、「8月3日ソンイル精神病院へ行っちゃダメですよ」と言った所で通信が途絶え、イ刑事はそれをメモに残す。
出勤したスヒョンは机の上に置かれた時計のプレゼントを見て驚き、キレイに片づけられたイ刑事の机に目をやってイ刑事がイルソン署に異動になった事を知る。車に乗ろうとしていたイ刑事を呼び止めるスヒョンは時計を返して背を向け、追いかけるイ刑事は時計の入った箱を握らせて、むやみに犯人に飛び掛かるな…凶器を持っていたら逃げろ…ケガせず病気にもなるな…刑事はよそ見してはいけないと言って去って行く。
担当者に言って留置所に入れてもらうスヒョンは、無線の事を全て信じてないがあの声は先輩だった…前に言ったように死んだ人を救えるのか…全てを元通りにできるならどんな事が起きようと何でもする…どうすれば先輩を救えるのかと聞き、僕にもわからない…真実を知りたいだけだったのにうまくいかなかった…無線で人を助けて過去を変えたのが良かったのかもわからない…なのにまた過去を変えたらどんな事が起こるか…と言うヘヨンは、イ刑事にソンイル病院に行くなと言ったと言うスヒョンに、止めてもイ刑事は手掛かりがあると思って行ったのだと教える。そこでスヒョンは、場所がダメなら死んだ経緯を調べるべきだ…キム・ソンボムを捜せばイ刑事もヘヨンも救う方法が見つかるはずだと考える。アン刑事が殺された日にインジュに居たキム・ソンボムがアン刑事殺害の有力な容疑者だとキム刑事たちに話すスヒョンは、彼の別荘から刑事の白骨遺体が出た…イ刑事は15年前にアン刑事と共にインジュ事件の捜査をしていたと話し、海外に逃げる前にソンボムを見つけるよう指示する。自分たちとは別にソンボムを捜している者がいると知ったスヒョンは、ソンボムに不正を知られているキム局長だと確信し、局長に先を越されたらイ刑事とアン刑事の死に関わる唯一の証人を失ってしまうため何としても自分たちが見つけ出さなくてはとヘヨンに言い、最も信頼できる人物に連絡するであろうソンボムの心理を読み、スヒョンは取り上げられた所持品を持ち出してヘヨン荷渡し、ヘヨンは携帯に残ったソンボムからのメッセージを再生する。裁判所へ向かう途中に隙をみて車から飛び降りるヘヨンは、待っていたスヒョンの車に乗り込み、ソンボムが連絡してきた場所で彼と会う。拳銃を持ってソンボムの背後から近づくスヒョンは、別荘に遺体を隠したイ刑事をなぜ殺したのかと問いただし、ソンボムは、大人しくしていればよかったのに余計な事をしたから犬死したのだと答え、犬死とはどういうことかと聞かれて、無関係の子供の死を放っておけばよかったのに真相を明かそうと狂ったように捜査したからだと言う。
イ刑事の元に国立法科学研究所から郵便物が届き、オ検事に電話してキム課長の殺人の証拠を手に入れたから1時間後に届けると言うイ刑事だが、ちょうどキム・ユンジョン誘拐事件が起こり、やむを得ず封筒を引出しにしまう。誘拐事件を指揮するキム課長は、誰も居ない隙にイ刑事の引出しから封筒を盗み出す。封筒を手にするキム課長は、オ検事しか知らない事をなぜ俺が知ってるのか…世の中はそんなものだ…皆同じ穴の狢だという事をまだわからないのか…最後のチャンスだ…全部諦めると約束するなら俺もここで終わらせる…俺も同じ刑事を殺したくはないとイ刑事に言い、大声を上げてキム課長に向かっていくが、ソンボムに腹部を刺され、林の中へ逃げて行く。そこで無線が通じて「パク警衛、最後の無線になりそうです。絶対に諦めてはいけません。過去は変えられます」と言う。そこへ追いついたアン刑事はイ刑事に向かって発砲する。時計は夜11時23分だった。
助かるチャンスはあったのに自ら捨てたのだと言うソンボムの言葉に自分のせいだ…最後までひとり諦めず僕のせいで死んだのだとヘヨンは茫然とし、隙をみて逃げ出すソンボムは走って来た車に轢かれてしまう。車に発砲するスヒョンは、キム課長の手下の男に自分の銃を奪われて銃口を向けられ、ヘヨンはスヒョンの前に走り出て代わりに撃たれてしまう。救急車を呼ぼうと携帯を取り出すスヒョンの手を掴み、「無線をしないと…。イ・ジェハン刑事を助けないと…」と言う。

■16話/最終回 (放送日:2016.3.12 / 視聴率:12.54%)
"8月3日ソンイル精神病院"と書かれたメモを見つめるイ刑事。会議の準備のために階段を下りる途中、幼いヘヨンとぶつかってメモを拾う。キム課長はアン刑事に、イ刑事がインジュ事件の真犯人に気づいた…証拠は残っていた…現場にあった赤いマフラーをイ刑事が持っている…アメリカへ送って鑑定したようだ…奴を見張れと言い、彼を見張るよりもいっそのこと…と言うアン刑事に、偽装がバレたら俺たちは終わりだ…その年では再就職も難しいし娘の治療費はどうするのか…どんな手を使っても証拠品を持って来いと命じる。PCに貼り付けたメモを持ってスヒョンに声を掛けるイ刑事は車でソンイル病院へ向かう。病院裏の通風口に来たイ刑事は、その時、繋がる無線機に「パク警衛」と呼びかけ、「パク警衛じゃないなら…半人前か?」とスヒョンに呼びかける。
無線を使ってイ刑事を救わないと…無線はいつも11時23分に通じると言うヘヨンだが、その時間になっても無線は通じず、ヘヨンは救急車で病院に運ばれる。
返事がないままイ刑事は状況を説明し、警察の前に居るヘヨンが無線機に気づいて返事するが、イ刑事は背後から殴られる。アン刑事に声を掛けられて目を覚ますイ刑事は、赤いマフラーはどこだと聞くアン刑事に、あれはインジュ事件だけじゃなくキム課長がソヌを殺した証拠でもあるのだと言い、アン刑事は驚く。そこへ現れるキム課長はアメリカから届いた封筒を持ちながら、お前ごときが俺を捕まえるつもりか…証拠はどこで手に入れたと聞く。スヒョンとの無線を終えたイ刑事は未来は変えられると自らに言い聞かせ、キム課長が証拠をどこで処理したかを考え、セインSAのゴミ箱のゴミ集積場でゴミを漁り、赤いマフラーを発見するのだった。それを科学研究院へ持って行くイ刑事だが、刑事の姿を見て引き返し、アメリカの科学研究院へ鑑定を依頼する。マフラーからは2人の女性のDNAと男性の精液とソヌ以外の男性の血液を検出され、あの日キム課長が指をケガしていた事からイ刑事はキム課長のタバコの吸い殻を入手して鑑定に出し、マフラーから検出されたDNAと吸い殻のDNAが一致との結果を受け取ってオ検事に連絡するがオ検事とキム課長は繋がっていたのだった。最後のチャンスだ…諦めると約束するならこれで終わりにする…俺も現職刑事を殺したくはないと言うキム課長にイ刑事は好きにするよう言い、課長はソンボムに処理を命じる。イ刑事はソンボムに腹部を刺されながら逃走し、あとを追おうとするソンボムを止めるアン刑事は娘とイ刑事どちらを取りのかと脅し、アン刑事はイ刑事を追って行く。
救急車の中でスヒョンの髪が風に揺れるのを見たヘヨンは、最初の無線でソンイル病院に行かないよう言ったのは自分だったが今回は自分じゃなかった…無線が変わったから過去も変わったかもしれないと言い、最後にイ刑事に会った時に何か変化は無かったかと聞き、スヒョンは、"今週末には解決する"という言葉が"すぐに解決する。全てが終わってから話そう。必ず戻る。すぐに帰る"に変わっていたと思い出す。心停止で病院に運び込まれるヘヨンは蘇生の処置を受ける。"11時23分、イ刑事が死んだその時間。死の恐怖より事件を未解決で終わらせるのがつらかったんでしょう?その切実な思いが僕に無線を送ったんですか?イ刑事、その気持ちで生きてください。無線ではなくイ刑事自身の意思で!"
林の中を逃げるイ刑事を追い詰めるアン刑事は銃口をイ刑事に向け、銃声が響き渡る。。
その時、ヘヨンの心拍を示すモニターは0を示すのだった。。
銃声は駆け付けてきた刑事がアン刑事の肩を撃ったもので、イ刑事はキム課長を捕まえるよう言うが、倉庫に彼の姿は無かった。救急車に乗るイ刑事はスヒョンに会いに行って彼女を抱き寄せて「約束は守ったぞ」と言う。
そして、ヘヨンは自宅のベッドで目を覚ます。机の上には母の手料理があり、メモには"具合が悪いと聞いたから。起きるのを待とうと思ったけど食堂の仕事があるから行くわ。ちゃんと食べてね"と書かれていて、壁には家族の写真が飾られていた。キム・ユンジョン誘拐事件はユン・スアが真犯人として逮捕されており、ソヌの死後に家族に会いに行くイ刑事は、犯人はソヌではなかった事と、自殺ではなく他殺であった事、彼の望みは家族が一緒に暮らす事だった事を伝えて謝罪していた。イ刑事は生きていると確信するヘヨンは彼の父親の店を訪ねるが、イ刑事は15年前から行方不明だと答える。そこでヘヨンは警察へ行くが未解決事件チームは存在せず、IDカードを確認すると所属は北大門交番と書かれていた。次にスヒョンが所属していた部署に行くヘヨンだがキム刑事とホンギは当然自分を知らず、スヒョンも席を空けていた。
イ刑事は初デートでスヒョンをあの焼肉屋に連れて行く。まだキム課長を捜してるんですか…先輩はもう十分やってのだから他の人に任せたらどうですかと言われたイ刑事は、キム課長も将棋の駒だ…罰を受けるべき人は他に居る…裏で全ての事件を操っていた奴…そいつを捕まえてこそ過去を変えられ未来も変えられるのだと言う。
その焼肉店に来てイ刑事の事を思うヘヨンは、スヒョンと一緒に来たその時がイ刑事に会った最後だと女主人から教えられ、いったいイ刑事に何があったのだろうかと考える。
キム課長を捜すイ刑事はある倉庫にやって来る。俺を捕まえれば世の中が変わるのかと言うキム課長にイ刑事は、あんたじゃなくチャン・テジンの伯父チャン議員だ…甥が犯した罪を知りながらそれを隠そうと力のない子を殺したのだと言い、それがどうした…そうやって生きて権力を得た…世の中はそういうものだとと言い返すキム課長に、それが問題だ…そんな奴は何度も何十回も犯罪を繰り返す…権力でねじ伏せカネで口を封じ犯罪をもみ消すのだ…だから俺がここで終わらせるのだ…チニャン市の汚職事件の証拠が入ったフロッピーディスクをコピーしたはずだ…どこにあるのかと問いただす。そこへ大勢のチンピラが来てキム課長とイ刑事を襲う。
その事件の記録を見るヘヨン。2000年11月20日、キョンジン洞の倉庫でキム課長の遺体が発見され、直前に接触していたイ刑事の血痕も発見され、そのあとイ・ジェハン容疑者は失踪し、車が国道13号付近で発見されたが時効により捜査は終わっていて、ヘヨンは、いったい誰がイ刑事に罪を着せたのか…無線機さえあればと思う。
一方、キム課長の鞄を持って倉庫を出たイ刑事は車で逃走し、無線機を手に時間が来るのを待っていたが、そこへチンピラたちがやって来る。
スヒョンの机にイ刑事の捜査ノートがあった事を思い出すヘヨンは、無線機が無くても方法があるかもと考えて秘かにノートを持ち出し、未来の自分が見るメモに残されたイ刑事からの最後のメッセージに気づく。その"32-6"という数字はヘヨンの実家の住所だった。兄の事件を解決してくれた刑事さんから何か預かっていないかとヘヨンは母に聞き、封筒を出してくる母は、郵便で大事な物を送るから誰にも言わず自分が取りに行くまで預かってほしいとイ刑事から電話で言われたと教える。インジュ市のチョンヒョン病院の封筒には、1枚のフロッピーディスクと、"この手紙を警衛が読む事を望みます。これがあなたに連絡できる最後の方法だから。僕たちは何度も交信して過去や未来が変わりましたが僕が生き残った後は無線は繋がらなくなった。あの日、罰を受けるべき奴が罰を受けないのならまた同じ事が繰り返されると考えました。同封したのは1995年チニャン市都市再開発の汚職に関するデータが入っています。誰に送るべきかと考えましたが僕が生きている時代には誰も思い浮かびませんでした。送った人が危険になったり証拠がまた消える危険があったからです。でも警衛が生きる時代は違いますよね"と書かれた手紙が入っていた。
チニャン新都市再開発の汚職にチャン議員が関わっているとネットで噂になっていて、記者たちに囲まれるチャン議員は、チニャン新都市再開発事業は住宅問題を解決し地域経済を発展させた革新的で成功的なものでした。それを汚職と言うのは事業を主導した政府や国民に対する侮辱ですと答え、ネットに流れた資料は16年前に消えた刑事が持っていたものだと言う秘書に、どんな手を使っても捜し出せと命じる。
"少なくともそこは罪を犯した人間が正しく罰を受ける世界だと信じています。僕にとって未来にいるあなたは最後の希望です。この手紙も警衛への最後の挨拶になりそうです。どうかお元気で幸せを祈ります"
手紙の消印の郵便局を訪ねてここに間違いないかと聞くヘヨンは、近くの警察で2000年11月24日以降に見つかった身元不明の遺体や白骨遺体の発見記録を調べ、イ刑事らしき遺体の発見が無い事に笑顔を見せる。その帰り、ヘヨンはイ刑事の写真を見せながら付近を捜しているスヒョンと再会する。僕を覚えているか…目が覚めたら捜査チームは消えているし誰も自分を覚えていなかった…チャ刑事に会いにチニャン署へ行ったが連絡がつかないと言われた…それでもずっと連絡しようとしたけど…と言うヘヨンにスヒョンは自分も同じように全てが変わっていたと言い、気が付いて病院へ行ったがパク・ヘヨンという患者は存在しなかった…屋上部屋に行ったらお母さんから具合を悪くして寝ていると言われてホッとした…イ刑事の事も全部覚えている…この目で先輩の遺骨を確認したのにそんな事実は無かった事になっていた…先輩の失踪は変わらずで私は15年変わらず先輩を捜している…変わったのは電話だ…先輩が失踪したあと警察に電話があった…何も言わなかったけど絶対に先輩だったと話す。スヒョンはその時すぐに電話の発信地を調べて、今もその付近を捜し続けていたのだった。その電話は2000年11月24日だったかと確認するヘヨンは、その日にイ刑事が自分に手紙を送っていた事を知らせ、スヒョンはあの電話は間違いなく先輩だったと確信する。自分が死ぬと知っていたからわずかな望みを持って証拠を僕に送ったのだ…僕もイ刑事が生きていてほしい…でも15年も家族や同僚に連絡せず隠れて生きる人ではないと言うヘヨンにスヒョンは、そうせざるを得ない事情があったら…意識不明で連絡が出来ないとか…先輩が死んだという証拠はどこにもないという事は生きているかもしれないと言い、封筒の病院名に目を止める。数日前に送られてきた"2月5日 チョンヒョン療養病院に絶対行ってはダメ"というメールをヘヨンに見せるスヒョンは、全国のチョンヒョン病院を検索したけど何もわからなかった…あの無線は先輩とあなたと私の3人しか知らない…小さな病院は身分証なしでも入院できる場合がある…長い期間も可能だと言い、でもこれはあり得ない…イ刑事は殺人の指名手配中でカードも使えないでどうして15年もここで隠れていられるのか…誰か協力者が居ないと無理だと言うヘヨンは、ふとイ刑事の父親に会いに行った時に灰皿に残っていたカンウォン発ソウル行の高速バスのチケットを見た事を思い出し、一緒に車でカンウォンへ向かう。
"最初からあり得ない話だった。バッテリーが切れた無線機が繋がった時から。だからもう失望する事はない。この道の終わりに何があるのか分からない。一度も会う事は出来なかったが親友に会えるのか、それとも危険が待っているのか…。"
カンウォンへ向かう前にヘヨンは、このメールがイ刑事からだとしたら危険だ…もしイ刑事が今も未来の誰かと無線を続けていて、その誰かから2月5日チョンヒョン病院で危険な事が起きると警告されていたかもしれないと言うが、スヒョンは、その逆かもしれない…先輩は警告されてもソンイル病院へ行った…私たちもそうすると考えていたら…だからあのメッセージを送ったのかもしれないと言っていた。
"確実名のはただ一つ。ひとりの意思で始まった無線。その無線機越しの声が僕に教えてくれた一言…。諦めなければいい。諦めなければ決して処罰できないような権力に勝つ事も16年間捜し続けた人に会える事も可能になる。諦めなければ…希望はある!"
大勢のチンピラが病院中を捜す中、ひとりの患者がベッドから下り立つ。イ刑事のそばには無線機があった。。。(完)
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[ 2016/01/22 00:00 ]  「さ行」