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製パン王キム・タック 


KBS2 水木ドラマ「製パン王キム・タック/제빵왕 김탁구」
あらゆる試練を乗り越えて製パン業界の第一人者に
成長する姿を通して、70~80年代の若者の愛や夢、情熱を描くドラマ

期間→2010.6.9~9.16(全30話)
曜日→水木
時間→夜9時55分
演出→イ・ジョンソプ、イ・ウンジン
脚本→カン・ウンギョン
出演→ク・イルジュンの長男/キム・タック(ユン・シユン)、コソン家の次男でコソン食品の後継者/ク・マジュン(チュ・ウォン)、ヤン・ミスン(イ・ヨンア)、タックの初恋の相手/シン・ユギョン(ユジン)、コソンの会長/ク・イルジュン(チョン・グァンリョル)、イルジュンの妻/ソ・インスク(チョン・インファ)、秘書室長/ハン・スンジェ(チョン・ソンモ)、コソン家の長女/ク・ジャギョン(チェ・ジャヘ)、コソン家の次女/ク・ジャリム(チェ・ユニョン)、イルジュンの母/ホン女史(チョン・ヘソン)、タックの師匠/パルボン先生(チャン・ハンソン)、ミスンの父/ヤン・インモク(パク・サンミョン)、ミスンの母/オ・ヨンジャ(ファン・ミソン)、チョ・ジング(パク・ソンウン)、ホ・ガプス(イ・ハンウィ)、コ・ジェボク(パク・ヨンジン)、タックの母キム・ミスン(チョン・ミソン)、タックの幼少期(オ・ジェム)、マジュンの幼少期(シン・ドンウ)、ユギョンの幼少期(チョ・ジョンウン)、ジャギョンの幼少期(ハ・スンリ)他

シンデレラのお姉さん」の後続ドラマ
視聴率 初回→15.7%、最終回→50.8%、平均→38.7%

公式サイト (予告) (再視聴) (掲示板)
Daumメディア
innolife
gall

日本初放送→DATV(2010.12~)

2010年KBS演技大賞・最優秀演技賞(チョン・インファ)、優秀演技賞(ユン・シユン、ユジン)、青少年演技賞(オ・ジェム)、ベストカップル賞(ユン・シユン♡イ・ヨンア)、作家賞(カン・ウンギョン)
第47回百想芸術大賞・演出賞(イ・ジョンソプ)



公式ガイドブック


↑日本版サントラ

  
↑日本版DVD

 
↑韓国版DVD


↑韓国版OST

OST試聴&MV視聴
02. あの人 - イ・スンチョル MV (歌詞)
05. 希望は眠らない夢 - キュヒョン (歌詞)
08. ただひとり - パダ (歌詞)
09. 一日の終わりに - VOS (歌詞)
12. 死ぬほど愛してる - KCM (歌詞)

01. 君ひとりだけ - ユン・シユン (歌詞)
02. 愛だ - イ・ヨンア (歌詞)
03. 僕の愛 - チュ・ウォン (歌詞)

01. 愛よ - Eru (歌詞)
02. いま会いに行く - Code V (歌詞)

動画  (KBS Able)

ネタバレあらすじ
■1話
コソン食品の会長ク・イルジュンの妻インスクは2人続けて女の子を出産して姑から嫌味を言われる。どうすれば男の子を産めるのかと占い師に問うインスクだが、夫との間に息子は絶対に生まれないと断言され、他の男なら息子を産めるか分からないが、その前に他の女から息子を得るだろうと言われる。そんな中、イルジュンはコソン家の保母ミスンを妊娠させる。それを知ったインスクはミスンに中絶を迫るが、ミスンは病院から姿を消し、ハン秘書室長から報告を受けたインスクは以前から自分に思いを寄せていた彼を誘惑して妊娠するのだった。インスクからミスンを捜して中絶させるよう命じられたハン室長は、小さな診療所で働くミスンを見つけ出し、生まれたばかりの息子タックを連れて逃げようとするミスンに、一生隠れて生きると約束させて逃がす。数年後、インスクに甘やかされて育ったマジュンは、ある朝、父と一緒に製パン工場へ行くのを嫌がり、ホン女史から叱られて家を出る。一方、腕白少年に育ったタックはパンが食べたいあまり、友達の父親が勤めるコソン食品の製パン工場からパンを持ち出そうとして見つかり、イルジュンの乗った車に轢かれそうになる。イルジュンはタックがパンを盗もうとした事を認めたために室長に警察を呼ぶよう命じる。

■2話
タックはイルジュンの前で土下座して謝り、今回は大目に見てほしいと言うが、イルジュンは、盗みをする勇気はありながら過ちをに対する責任をとる勇気がない男なら許す価値もないと冷たく言う。警察でタックを訴えたのがイルジュンだと知らされたミスンはパン工場へ向かうが、ハン室長を見て、"もしまた現れたら2人とも死ぬ"という言葉を思い出して思い留まり、釈放されたタックにパンを食べさせながら謝る。一方、マジュンは自分の過ちを認めずにホン女史からお仕置きを受け、耐えられずに止めに入ったインスクは、ミスンを追い出した自分が憎いと正直に言ったらどうだと言ってホン女史を激怒させる。翌朝、家から追い出されないために謝る母を見て胸を痛めたタックは、友達の協力を得て古物を売ってイルジュンにパンの代金を返しに行く。母を思うタックを気に入ったイルジュンは、いったい何者だとタックに尋ね、"高い탁に、求めるの구だ"という名前の説明を聞いて、かつてミスンにタックと名付けようと話した時の事を思い出す。夜、マジュンはハン室長に、一度も笑って話してくれた事のない父がタックと笑って会話していた事に対する腹立たしさぶつける。一方、将来は会長のように立派な男になりたいというタックの言葉に、ミスンは複雑な思いで涙を流す。イルジュンからタックについて調べるよう言われたハン室長はタックの母はミスンではなかったと嘘の報告をして、ミスンに会いに行く。そして、タックが会長に会ったのは計画的ではなく偶然だと主張するミスンに、パン工場近くに住んだ事も大家がパン工場に勤めている事も息子がパン工場のパンを盗んだ事も息子がパン代を返しに来た事もすべて偶然だと言うのか、一生隠れて生きろと言ったはずだ、もし2人の身に何かあったとしても恨むなと言って帰って行く。同じ頃、タックは父親に暴力をふるわれるユギョンを助けようとして事故でケガをしたユギョンの父親を置いて逃げていた。ミスンは家に帰ってきたタックに荷物をまとめるよう言うがタックは、自分の人生がある、もう逃げながら生きるのは嫌だと拒否する。翌日、イルジュンの誕生日パーティーが開かれる中、ミスンはタックを連れて現れる。ハン室長はミスンを無理やり外へ出そうとしたため、タックは庭の方に向かって助けを求める。

■3話
イルジュンを前にしたミスンは、「早く挨拶しなさい。この人がお父さんよ」とタックに言う。イルジュンはハン室長に、二度と家族の問題に介入しないよう怒鳴りつける一方、ミスンが息子を連れて戻ったと知らされたホン女史は息子によく似たタックに目を細める。ホン女史はひとりでタックを育ててきたミスンを慰労して封筒を差し出すが、スミンは息子を売った事になると受け取らずに年に1~2度会えればそれでよいと言い、一緒に帰りたいと涙で訴えるタックに、ここに居れば会長のように立派な人になれる…私は将来息子が立派な人になるのが望みなのだと説得して帰って行く。インスクは泣き続けるタックの頬を打ち、タックを受け入れる事は認めるが籍に入れる事は許さない、もし約束を破ったら自分の持ち株をライバル会社に売るとイルジュンに言う。急に父親の家で暮らす事になって戸惑うタックだが、キチンと食事をして落ち込むなという母の言葉を思い出して無理してご飯を食べるのだった。その後タックは、元気にイルジュンの家族と仲良くし、転校先の学校でも友達がたくさん出来たと嘘の手紙を書いて母を安心させる。そんなある日、マジュンはジャギョンのシャーペンを盗った疑いをタックにかける。ジャギョンは弟の仕業だと気づきながらも祖母には何も言わず、一度だけ見逃すが今度こんな幼稚な事をしたら黙っていないとマジュンに言う。一方、ホン女史もタックがこれ以上この家で孤立しないようにとタックの潔白を信じながらもマジュンの手前お仕置きのムチを打ち、これからも誤解を受けて腹が立つ事もあるだろうが暴力は許されない、嘘をついていないなら揺らぐ事なく耐えろと教える。ジャリムからパンの作業室には絶対に近寄らないよう言われていたタックだが、その夜、パンの匂いで目を覚まして作業室に入って行く。パンを焼くイルジュンに近づこうとするタックはハン室長に連れ出されるが作業室に逃げ戻る。しかし、焼きたてのパンを床に落としてしまうのだった。

■4話
美味しそうな匂いがしたから…と答えるタックを作業室に残したイルジュンは、パンを作る姿を近くで見せ、お腹を空かせたタックにクリームパンを食べさせる。そこでイルジュンは過去に師匠が話していた発酵の匂いだけで生地の熟成加減が嗅ぎわけられる才能がタックにある事を知る。一方、タックが自分たちさえ近づく事を許されない作業室で父と2人きりでパンを食べたと知ったマジュンは、タックから父がパンを作る時にいつでも来るよう許可したと知らされてさらに驚き、作業室へ誘うタックに対して、自分は世界で一番パンが嫌いだと叫んで部屋を出て行こうとして父と鉢合わせする。マジュンとタックを工場へ連れて行くイルジュンは2人に発酵の具合を訊ね、指で押して生地の戻り方で発酵の具合を正しく判断するマジュンと違い、匂いを嗅ぐタックは作業室で嗅いだ匂いのものはないと答える。これに対しイルジュンは、作業室では生イーストを使っていたためドライイーストを使う工場とは発酵の匂いが違うのだとタックに教えると同時に、工場長たちにもタックにはそれを嗅ぎ分ける才能がある事を教えるのだった。工場まで怒鳴りこんで来てマジュンを連れ帰るインスクだが、家に帰って冷静なジャギョンから、タックの母が暮らすチョンサンに2人を残してきた事を指摘される。その頃、イルジュンはタックを実家へ連れ帰っていた。友人からユギョンの母親が家を出たと知らされたタックはユギョンに会いに行くが、ユギョンの父に見つかって殴られ、イルジュンによって助けられる。インスクはチョンサンから帰って来たイルジュンに激怒するがイルジュンは、自分の子供を産んでひとりで育ててくれたのだから礼をするのは当然ではないのかと言い返す。夜、物音で目を覚ましたホン女史は作業室へ向かうインスクとハン室長を見かけて追いかけ、2人の関係とマジュンが2人の子供である事を知って2人を責めて絶対に許さないと激怒するが、その様子を窓の外からマジュンが見ていた。

■5話
許しを請おうとホン女史に縋るインスクをハン室長は止め、その瞬間ホン女史は足を滑らせて倒れてしまう。インスクはホン女史を助けようとするがハン室長に説得され、2人はホン女史をそのまま放置する。全てを見ていたマジュンは、倒れる祖母に母を許すと約束してほしいと言って助けようとするが、ひとりの力では何もできず、父の部屋のドアを叩いて父を起こす。その後、イルジュンは雨の中で倒れている母親を発見して病院に運び込むが、翌日ホン女史はタックに呼びかけながら亡くなってしまう。その夜、マジュンは誰にも事情を話すことなく独りで苦しみ、タックはマジュンを背負って通夜の席に戻って行く。ミスンはタックに対するインスクの態度に胸を痛めながらも、一緒に暮らすわけにはいかないのかと訊くタックに強い態度でダメだと言って帰って行く。一方、タック母子の存在と義母を放置した罪悪感で苦しむインスクはマジュンと3人で生きて行こうと話すが、ハン室長は自分が支えるからマジュンの母としてしっかりするよう説得する。ユギョンの父に会いに行くハン室長は、お金を渡してミスンの処理を指示し、それを見ていたユギョンは急いで母親の危急を電報でタックに知らせる。そこでタックは様子を見に行きたいとイルジュンに言うが、イルジュンはその件については自分が調べるからと言って止め、今日からク・ヒョンジュンに名前を変える事を知らせて、これまでの事や母の事は全て忘れ、自分を父と呼ぶように言う。夜、家を抜け出そうとするタックはマジュンが家出しようとしていると知り、親を心配させてはいけないと諭して一緒に行動する事にして実家へ連れて行き、電報に書かれていたバス停でユギョンを待つ。その頃、ミスンはユギョンの父によって家から連れ出され、ある小屋でユギョンの父に襲われそうになっていた。そこへ、ナイフを持った別の男が現れる。一方、ユギョンから事情を聞いたタックは母の元へ急ぐ。

■6話
スミンは手腕に入れ墨のある男に拉致され、母が連れ去られるのを見たタックはひとりで母を捜しに行く。一方、イルジュンはハン室長にチョンサンへ行って2人を無事に連れ帰るよう命じていた。しかし、スミンは隙をみて車から降り、逃げる途中に勢いあまって崖の上から転落してしまう。その頃、チンピラに金を奪われたマジュンは意地を張るものの、自分の性格を見抜くユギョンの家で世話になる。翌朝、迎えに来たハン室長と共にタックは母を心配しながらソウルへ戻る。インスクは帰って来たタックを金を盗んだ犯人と決め付けて責めるが、マジュンは自分が盗んだと言い、理由を問いただされて、タックが金が必要だと言ったからだと嘘をついて自分が止めるべきだったと両親に謝るのだった。タックを部屋へ呼んで母親の件を知らされるイルジュンは自分が捜しだすと約束し、その代わりとして二度と黙って家を出て行かないと約束させる。そして、マジュンの言った事について怒らないのかと訊くタックに、父親は息子の嘘はすぐにわかるのだと話し、月曜からまた作業室へ来るように言う。部屋を出るタックを見守るイルジュンは、スミンの行方が分からないと電話で報告する入れ墨の男の言葉を思い出す。自分の部屋へ入ったマジュンは、「ほんとに怖がりね」「そうやっていちいち比べる事自体、タックに負けてるっていう意味よ」というユギョンの言葉を思い出して悔しがる。同じ頃、ユギョンは派出所に助けを求めて父は逮捕されていた。施設へ行く事になったユギョンは、大人になったら笑顔で会おうとタックに別れの手紙を送る。その手紙の追伸には、タックの母を連れ去った人物の手首には風車の入れ墨があり、マジュンを迎えに来た人こそ父にお金を渡して拉致させたと書いてあった。その手紙をタックから奪って破るハン室長は、母の行方を訊ねるタックに母親に会いたければこの家から出て行き、二度とコソン家と関わらないよう約束させて家から連れ出す。ハン室長が自分を騙して国外に連れ出そうとしていると知ったタックは男たちから逃れ、ある老人に助けられる。その老人から会長と同じ匂いを感じるタックは母を捜しに行くと言って席を立ち、この世は善良な人間が勝つと言った母の言葉は本当かと訊いて名前を名乗って去って行く。。
12年後、大人に成長したタックは、市場で暴れるチンピラたちの手首をチェックしながら善良に生きろと説教し、風車の入れ墨をした者を見かけたら自分に教えるよう言う。

■7話
12年母を捜し続けたタックは、チンピラのボスから風車の入れ墨をした人物がパルボン製パン店に居るとの情報を得る。パルボン製パン店の大将ヤン・インモクは、仕事をサボってケーキを作る娘ミスンを怒鳴りつけてケーキを床へ落としてしまう。怒ったミスンは店の外へ出て倒れているタックを見つけて驚き、タックが目を覚ますまで付き添うが、母の夢を見て目を覚ましたタックは助けてくれた礼も言わずに失礼な態度でミスンを怒らせる。一方、留学先の日本から姿を消したマジュンは室長に旅に出るとだけ告げ、ソ・テジョという名前で試験を受けるためにパルボン製パン店を訪れる。風車の入れ墨の男がパン屋で働いているのを見たタックは、マジュンとすれ違いながら急いで店へ駆け込んで風車の入れ墨の男を捜し、タックの無礼さに腹を立てた大将はタックを止める。タックは12年捜してきた男に会って母の行方を聞きたいのだと頼むが、大将は、お前が捜す男はここには居ないと言ってタックを追い出す。夜、風車の入れ墨をしたチョ・ジングは店を出てタックに声を掛けようとするが、もしタックに通報されて仮出所中のジングが生涯刑務所から出られなくなる事を心配する大将は制止するのだった。イルジュンがタックをク・ヒョンジュンとして戸籍に入れていたと知ったインスクは勝手な事をしたイルジュンに激怒してタックと隠れて連絡を取っているのではないかと疑うが、イルジュンは、そうだったらよいがまだ行方をつかめていないと話す。次の日になってもタックは店の前で座り続け、そこへ12年前にタックを助けた老人、パルボン先生が戻って来る。風車の入れ墨をした男を見つけたというタックの話から12年前の出来事を思い出したパルボン先生は、店に入るにはパンを買うかパンを習う道があると教えてタックを店に連れて入り、荷物を持ってもらった礼としてテストを受けさせると大将や職人たちに話す。その頃、タックの行方についての有力な情報を得たイルジュンは、ハン室長に黙ってタックに倒されたチンピラの元を訪ねていた。一方、パルボン製パン店では、タックとマジュンの試験が始まろうとしていた。

■8話
イルジュンはタックの暴力で全治6週だと訴えるチンピラに望みどおりにする代わりにタックの居場所を話せと言うが、そこへハン室長に命じられた男たちが現れる。イルジュンは駆け付けてきたハン室長にタックを捜すと言ったのは本心かと訊き、冷静を装って忠誠を訴える室長は、そのあとチンピラに会ってタックの居場所を聞き出す。一方、目の前のパンを試食して5つの生地から選ぶ試験でマジュンは正解を出し、鋭い嗅覚を発揮したタックも合格になる。タックの名前を聞いて驚いたマジュンは、12年間行方不明の母を捜していたと話すタックに、相手にどんな時も話かけない事、親しげにしない事、個人的な話はしない事などの規則を一方的に言い渡して背を向ける。大将に小麦粉の袋の移動だけを命じられるタックに水を差し出して励ますジングだが、タックは、母親や風車の入れ墨男を捜す事と自分たちをこんな目に遭わせた者への復讐で生きてきた日々の方がずっと重かった…何も考えずに運べたからよかったと話す。タックの居場所を突き止めたハン室長はタックの処理を命じてイルジュンの元へ戻るが、イルジュンは久しぶりに師匠に会いに行くと言ってパルボン先生に会いに行き、創立30周年の記念パーティーの招待状を渡す。すぐに招待状は口実だと気付いた師匠は会社経営で悩むイルジュンに、前ばかりを見ていないで時には立ち止まって周りを見てみろとアドバイスする。ちょうどその時、タックの処理を命じられた男たちはタックを出せとパン屋で暴れだし、助けに入ったジングはタックに入れ墨を見られてしまう。12年捜し続けた男を見つけたタックは母は元気にしているとだけ答えろと言うが、ジングは土下座して涙を流しながら崖があると知らず母親を助けられなかった事を謝罪し、絶望したタックは泣き叫ぶ。夜、放心状態でいるタックに声を掛けるパルボン先生はタックの前でパンを作って見せ、母を捜すためだけに生きてきたのに…母を捜せないなら今後どうして生きて行けばいいのかと訊くタックに、パンを美味しく焼くために待つのだと答える。そして、パンを見れば嫌な記憶や嫌な人を思い出し、パンはジンマシンが出るほど嫌いだと言うタックに、善良に生きるというのは憎しみや怒りや嫌だという気持ちを無くさなければならない、お母さんがお前に善良に生きろと言ったのは憎まず怒らず全てを理解して許して生きろと言いたかったのではないか、そうしてこそこの世で勝てるのではないかと言い、驚くタックに12年前に出会っていた事を教える。そして、幸せな頃のパンの思い出を甦らせ、心の中の怒りやつらい思い出と和解しろと言って焼き立てのパンを差し出す。先生の言葉に涙しながらパンを食べるタックを見ていたマジュンはハン室長に会ってタックと再会して運命のしつこさを感じたと話し、悪縁は自分が断ち切るから一切かかわらないように言う。その帰り、マジュンはある女性とぶつかる。"運命というやつは思ったよりしつこいと知りました…神でもないのに、そのしつこい運命を変えられるんですか?"

■9話
パルボン先生は、刑務所を出た自分を受け入れたのは、いつかタックが捜しに来るのが分かっていたからか…どんなふうに罪を償えばよいのかと訊くジングに、自分のした事は結局は自分に戻ってくるものなのだと話し、罪を償うのはその時を待てと答える。一方、インスクに復讐しようとコソン家へ侵入するタックだが先生の言葉を思い出して心を改め、作業室で湿度を知るための儀式を行い、パンを練るイルジュンを黙って見つめてコソン家をあとにする。駅で寝るタックは、娘に物乞いをさせて酒代を稼がせる父親に対して腹を立てる女と出会い、自分をこんな目に遭わせた人を殺せるのかという言葉からユギョンを連想し、落として行った帽子からユギョンに間違いないと確信するが、あと少しのところで逃してしまう。ハン室長はマジュンの居場所やパーティーへの出席を気にするインスクに、今マジュンは父親に認められようと頑張っているから信じて何も問い詰めないよう約束させる。パーティー当日、理事の持ち株を所有して夫と対等になろうとするインスクの狙いを知ったイルジュンは、戸籍からタックを抜くように言う妻の言葉に凍りつく。コソン家の次女ジェリムからパーティーの招待状を受け取ったユギョンは、弟はパンの勉強のために日本へ留学中でパーティーには帰ってくるだろうというジェリムの言葉を思い出して大学を出る。一方、帽子を持ってユギョンが通う大学を訪ねるタックはユギョンのあとを追うが、尾行に気づいたユギョンはタックを刑事だと誤解してジェリムに助けを求める。普段着でパーティーに現れて迷惑を掛けた事でインスクから追い出されたユギョンに声を掛けるマジュンは、自分を見つめていたようだが思い出せない…お前は誰だと訊き、ユギョンは、昔あなたとはひと晩一緒に過ごした事がある…でも私はあなたではなく、あなたが勝ちたくても勝てなかったタックに会いに来たのだと答える。一方、タックの前に姿を見せたハン室長は、お前の最大の失敗はこの世に生まれた事と再び自分の前に現れた事だ…お前はコソン家に戻ってくるべきではなかった…これで自分とお前の悪縁を終わらせると言う室長に、家を出れば母を助けて会わせると言ったではないか…なぜ母をあんな目に遭わせたのかと訴えるが、部下たちから暴力をふるわれ、ホテルから連れ出されるが途中で脱出する。夜、大学へ戻ったユギョンはケガをしたタックと再会する。

■10話
ユギョンは帽子を手に入れた経緯から主席合格した大学でジャリムと出会い、ジェリムが帽子に名前を書いた事で再会出来た事など眠るタックに話しかけ、目を覚ましたタックは再会が夢でない事を確認してユギョンを抱きしめて喜びを表す。同じ頃、イルジュンはインスクがチェ理事の持ち株を手に入れた事実を知らなかったと言うハン室長に、それでも自分の側近と言えるのかと責め、インスクに協力した者を探し出し、株の取り戻し方を考えるよう命じる。ユギョンからコソン家を出た後の事を訊かれたタックは、母が今も行方不明でいる事と、自分はパルボン製パン店で働いていると話す。その後、タックは再びパン屋に戻りたいと訴えるが、インモクは受け入れるつもりはないときっぱり言い、受け入れてやってほしいと頼むジングに、タックのパンに対する礼儀がなさが許せないのだと話す。翌朝、いち早く出て来て掃除をするタックだがインモクは彼を無視し続け、パン生地を床に落としたタックを製パン室から追い出す。一方、タックが戻って来たと知ったインスクはイルジュンに会いに行って、マジュンの後継者教育を始める時期が来たようだと話し、もし従わないならイルジュンが進める新システムの導入について理事会で反対票を投じると脅す。タックは拾ったパン生地をきれいに成型して階段に並べて置き、それを見たパルボン先生はタックに目の前で生地を成型してみるように言う。タックはイルジュンのしていた動作と同じ動きを見せながら餃子店で働いた経験から湿度を把握し、精肉工場で身に付けた全てを同じ重さに生地を分ける技術を見せつけて先生を驚かせる。その後タックは製パン室の異常な臭いをかぎつけ、餡が傷んでいる事をインモクに知らせて、結局インモクは作り直したパンを小児病棟へ配達するよう命じてタックを受け入れるのだった。その頃、学生運動をしているユギョンに逮捕の危機が迫り、姿を隠すよう言われるが、仲間である事からジェリムは母の眼の前で警察に連行されてしまう。ユギョンはタックに会うためにパルボン製パン店を訪ね、仲間の先輩が捕まった事情を話して身を隠すための協力を求める。ミスンに何でもすると約束したタックはユギョンをミスンの部屋へ案内する。その時、隣の部屋からマジュンが出て来て、ユギョンはマジュンがソ・テジョとして働いている事を知る。

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■11話
マジュンはユギョンを紹介するタックに親しくもないのに挨拶は必要ないと言い、咄嗟にタックは拳を振り上げる。そんなタックを跪かせるミスンは、男が拳を使うのは最後の手段であるべきだと怒り、タックは母に言われた言葉思い出す。名前を変えてタックを騙している理由を訊くユギョンは、マジュンの反応を見て相変わらず臆病者で劣等感の塊だと言い、前にも言ったように自分はあなたではなくタックに会いに来たのだと言う。その夜、製パン室が荒らされる事件が起きる。翌朝、マジュンは前夜遅くにタックが部屋から出て暫く戻らなかったと証言し、疑いがかかったタックはどこへ行ったかは答えずに製パン室には行っていないとだけ話す。その後、ユギョンは自分が一番好きな曲を聴かせながらタックの手を握り、2人はお互いの気持ちを確認する。そこへ刑事たちが現れ、ユギョンの連行を阻止しようとするタックは刑事を殴ってしまう。家に戻ったジャリムを診察する新しい主治医に見覚えを感じたハン室長は医師にどこかで会った事があるのではと確認するが、ユン医師は否定する。落ちていたブランドもののハンカチから製パン室を荒らしたのはマジュンだと気づいていたパルボン先生は、それを認めて開き直るマジュンへの罰として、今年中にする予定だった試験を2年先に延ばすと言う。その頃、ホン女史の祭祀を家政婦任せにするインスクの元に"殺人者"と書かれた手紙が届く。逮捕されたタックの事で12年ぶりにイルジュンに電話するジングだが、その電話に出たのはハン室長だった。一方、釈放されてミスンに出迎えられるタックは、昨夜取りに行っていた母の写真を見せながら母の名前もミスンである事と、母からも拳は一番最後に使うのだ…それでこそ男だと言われていた事を教え、母の名に誓ってもう二度と拳は使わないと約束する。そして、ユギョンが無事に戻って来るなら自分は何でも出来そうだと話す。そこへマジュンが現れる。2年間パンの事だけを考え、ユギョンの事を頭から消し去れば彼女を出すための手助けをすると言う。一度は拒否するタックだが、何でも出来ると言ったではないかと言われて何も言えなくなり、警察の前でユギョンの好きな曲を流してから、釈放されたユギョンに会ったら提案を受け入れるとマジュンに言う。タックは釈放されたユギョンに、「当分会えない…これから2年間パンの勉強に専念する…本物のパン職人になって会いに行く…2年だ…12年も離れていたんだから2年なんてすぐに過ぎるさ…母さんの居ない人生で俺が生きるたった一つの理由は…お前だ…分かるだろ?」と涙を流しながら話して背を向けて歩き出し、もう一度ユギョンに駆け寄ってキスをする。

■12話
何も持たないタックと何故あんな約束をしたのかと言うユギョンは、タックを好きな事に疑問を感じるマジュンに、タックしかいない…父がしてくれなかった事を彼がしてくれたから…安心して笑顔でいられる唯一の人だから…私にとって彼が全てなのだと答え、アイツの代わりに俺が何でもしてやる…俺の女になれと言うマジュンの言葉に驚く。一方、タックは2年間死ぬ気でパンを学んでテジョに勝ってみせると意気込むが、ミスンは絶対に無理だと言う。インスクは"殺人者"と書かれた手紙に恐れながらもタックの仕業と決めつけ、手紙について調べるよう室長に命じる。ハン室長は病気の妹の面倒をみるジングに、今より良い病院で治療させる事を条件に、タックの行動を監視して自分の指示に従うよう言う。どうしても認定書が欲しい、テジョと競争して勝ちたいと訴えるタックを部屋から追い出すインモクだが、師匠からタックを信じてみるよう言われる。夜、ハン室長から手紙を送った目的を訊かれたタックは、あなたの言うとおり12年前にコソン家と縁を切った、またこんな事があれば黙っていないと激怒する。同じ頃、ユギョンは栄養失調で倒れ、マジュンによって病院に運び込まれていた。誰もパンについて教えてくれないからと独学を始めるタックは、自分はバカだが自分を特別な子供と言ってくれた父親に対して恥ずかしくないよう目標を持って生きたい…いつか母に会った時に恥ずかしくないよう挨拶したいから頭ごなしに無駄だと決め付けないでくれと言い、ミスンはタックにパンの基本を教え始める。ホン女史の命日の日にイルジュンはジャギョンを伴ってお墓へ行き、誰かは知らないが毎年命日に母が好きだった花が供えられている事を娘に話す。その時、ホン女史の声が聞こえた気がしたハン室長は後方に停まる車に気づく。車の中にはホン女史タックの母ミスンに贈った指輪をした女が居た。。ユン医師からユギョンの事を聞いたインスクは病室を訪ね、これまでも数多くマジュンにまとわりつく子たちを整理してきた…あなたは幾ら欲しいのかと言い、腹を立てたユギョンは家へ帰る。祭祀のために家に帰るマジュンは母にパルボン製パン店にいる事を教え、父の気持ちを変えるためには父の師匠に認められるのが一番だと話し、インスクは息子の考えに安心する。祭祀の途中、前もって額に細工されていた事からホン女史の遺影が祭壇から落ちる。驚いたインスクはショックで倒れ、マジュンは部屋に隠していた母のブレスを取り出してみる。その頃、ジングに頼まずにこっそりパンを焼こうとしたタックは製パン室に入るが、すぐに異変に気づく。そこへジングが現れてオーブンに生地を入れ、ライターを点けた瞬間、突然爆発が起こる。一方、インスクの往診を終えたユン医師は後部座席に座る喪服を着たミスンに声を掛ける。

■13話
タックに付き添うインモクたちは医師から、タックの目の負傷が火傷か網膜を損傷したのかを確かめるために大きな病院で精密検査を受けるよう言われる。しかしタックは、検査を受けて失明だと言われて二度と母の顔が見れなくなるのが怖い…生まれて初めてやりたい事に出会って芽生えた夢や希望を失ったら生きて行く自信がない…放っておいてほしいと病院へ行く事を拒否し続ける。一方、ユギョンは大家から部屋代の滞納が3ヵ月目になる事を責められていた。マジュンに誘われたユギョンは、何でもしてくれると言ったが何からしてくれるのか…部屋代は出してくれるのかと言い、それはお前次第だと答えるマジュンに、キスやひと晩一緒にいる事は幾らでも出来るが、あなたを好きになる事やあなただけを見ている事は望むなと言い、強がりを見抜くマジュンの突然のキスに動揺する。手紙の送り主を探すハン室長は、宛名が"若奥様"となっている点から行方不明のミスンについて調べるよう命じる。夜、荷物をまとめたタックは、製パン室で寝かせておいたパン生地を成型して「これでいい」とつぶやき、頭を下げて出て行こうとする。そこで声を掛けるインモクはパンを焼くよう命じ、焼きあがったパンを従業員全員に試食させる。みんなの悪い評価を総括するインモクは、こんな無茶な実力で2年後に競争するのは死ぬ気で練習し努力して出来るかどうかだと言ってマジュンとの競争を許可し、ソウルの病院で検査を受けて治療するように言う。タックを見て涙を流しながら出て行くユギョンは、きっとタックは大丈夫だとミスンに言い、目が治ってから渡してほしいと紙袋を託して帰るが、インスクが2倍の家賃を1年分先払いして自分を追い出した事を知って愕然とする。親としてマジュンの進む道を切り開いてやるべきだと言うインスクに時期尚早だとキッパリ言って反対し、株主として権利を主張したいなら理事会で異議を申し立てろと言うイルジュンは、書斎に戻って一瞬目にしたミスンが本人なのかどうか思いを巡らせる。病院で精密検査を受けるタックは視力を失いつつある母親とニアミスするが、お互いに気づかないまま別れる。包帯を取って目が見える事を確認したミスンはユギョンから預かっていた紙袋をタックに手渡し、タックは"この帽子があなたに幸運をもたらすわ"と書かれた手紙と共に、"製パン王キム・タック"と刺繍された製パン帽を受け取る。ジェリムからユギョンの住所を母に知らせたと教えられたマジュンは、ユギョンが大学を休学したと知る。家に帰って母親に、母さんの思うままには生きるつもりはないから口出ししないでくれと言うマジュンだが、インスクは、この家の後継者である以上あなたの人生はあなた一人のものではないのだと言う。同じ頃、ユギョンはコソン食品の前でビルを見上げていた。

■14話
誰かが故意にガス管に細工をしていたと知らされたインモクは犯人を見つけ出すと言うが、義父から当分の間だけ黙っているよう言われる。その頃、ハン室長は勝手にジングの妹の治療費を支払い、一度だけ自分のために動くと約束するなら妹に海外で治療を受けさせる事も出来ると言って再びジングを誘惑していた。タックの母は医師から片方の目は完全に視力を失い、もう片方の目の状態も良くないため、治療しながら角膜の提供を待つしかないと言われていた。一方、タックはインモクやミスンのアドバイスを受けて一生懸命パンの修行に励みながら、オーブンに対する恐怖を克服しようと努力していた。そんなある日、パルボン先生は2年前に言っていた競合会を1週間後に行うと宣言する。そこでマジュンは、3次試験まで通過すれば認定書と共にポンパンのレシピを教えてほしいと言う。いつも自分を心配する事から気があるのではとタックに言われるミスンは、ムキになって自分を好きだと言う男がいると話す。それがテジョだと知ったタックは、男の気持ちを誤解しては結局傷つく事になるのだ…お前は自分が出会った女の中で3番目にいい女だからアイツみたいな男ではなく心から想ってくれる人を好きになれと言う。ポンパンについての事情を知るインモクはマジュンにレシピを教えろという発言を撤回するよう言うが、マジュンは受け入れない。その頃、先生は押し入れに入れてあった"発酵日誌"を取り出し、どうすべきかとつぶやいていた。夜、家政婦のミスからインスク宛の郵便を手にしたイルジュンは、母が亡くなって14年にもなるのにまだ"若奥様"と呼ぶ人がいるのかと疑問に感じる。一方、同じミスをした時はクビだと家政婦を怒鳴りつけるインスクは、"運命はもうこれ以上あなたの味方ではありません"と書かれた手紙に怯える。ジングの助けを受けてオーブン恐怖症を克服するタックだが、作るパンすべてをミスンからダメ出しされ続け、競合会を翌日に控えて先生に延期を申し出る。しかし先生は、「窮すれば変わり、変われば通じ、通じれば永く続く。競合に対する志が切実であるなら必ず解決法が見つけられるだろう。もっと自信を持て」と言う。コソン食品に主席で入社して2年目で秘書室に配属されたユギョンはコソン家を訪れて挨拶するが、驚いたインスクはユギョンをクビにするようハン室長に電話する。車の中で電話に出た室長はその事をイルジュンに報告するが、イルジュンは今さら報告する必要はないと言い、急に仁川へ向かうよう命じる。夜、製パン室でひとり練習を繰り返すタックは、突然現れたイルジュンに驚いて思わず背を向ける。

■15話
タックは自分に気づかずに見習い時代の失敗談を話す父に、パンがパサつかない対策法を訊ねてアドバイスを受ける。そして、名前を訊かれたタックは、ただキム君と呼んでほしいと答え、今日の教えは一生忘れないと礼を言って頭を下げながらハンカチを握りしめて涙を流す。マジュンと顔を合わせたイルジュンは、競合大会に出ると答えるマジュンに最善を尽くすよう言って肩を叩いて激励して外へ出ながら、初めて会ったタックが自分を会長と呼んだ事を不思議に思う。温かくて優しそうな、あんな人が父親だったらいいとマジュンに話すタックは、別れた父には成功して会いに行きたいと言い、その理由は最後に言われた言葉が"お前は私にとって特別な子供だ"だったからだと教える。まともにパンが焼けないまま競合大会の日を迎えるタックは悩んだ末に参加を表明し、"世界一お腹いっぱいになるパン"という一次試験のテーマに頭を悩ませる。インスクからどんな手を使って会社へ入り込んだのかと言われたユギョンは、病室から追い出され家を追い出されて行くあてがなかった自分がやると決めたら何でも出来るという事を知らしめるためにコソンに正々堂々と入社したのだと答えて先に席を立ち、インスクから書類で顔を打たれる。その様子をドアの外で聞いていたイルジュンは、息子を思う余りの発言だから気にしないようにとユギョンに言う。そんなある夜、競合大会の参加者の小麦粉にソーダが混入される事件が起き、競合を台無しにして2年間を無駄にされたと怒るマジュンは、事件当時に製パン室にいたタックを犯人と決めつけて殴りかかる。パルボンは罰として2人に1週間製パン室の出入りを禁止し、タックには自分の材料費の残りから3人の小麦粉代を払うよう命じる。ハン室長の部屋で自分に届いたものと同じ手紙を見つけたインスクは室長を疑う一方、室長は家政婦に疑いの目を向ける。その後、ユン医師とミスンの指示を受けるナ社長はインスクを訪ね、2年前に株を買う時に貸した金の返済するよう言う。一方、姉からユギョンがコソン食品に入社した事を教えられたジェリムはマジュンにその事を伝え、マジュンはすぐにユギョンに会いに行く。同じ頃、ハン室長が金を渡してジェボクにソーダ事件やガス漏れ事件を起こさせていたとジングから教えられたタックは激怒し、ハン室長に会うためにジェボクを連れてコソン食品を訪ねる。

■16話
警察に届けようか、それとも会長に息子が戻って来たと伝えようかとタックから言われる室長は、コソンと無関係なお前が戻って来たところで会長に歓迎されると思っているのかと言い返し、自分は事件の事やその男の顔も知らない、その男を知っているという証拠を見せてみろと言う。一方、マジュンからソーダ事件を知らされたユギョンは、タックはそんな事をする人ではない…人はそう簡単に変わらないと言い、マジュンは苛立ちながらも、もう二度と黙って姿を消すなと言う。ジングから競合はまだ終わったわけではないと言われたタックは3人に小麦粉を買って渡し、出来る所まで最善を尽くすとインモクに話す。夜、会社で見た後ろ姿でジングを連想したイルジュンは、14年前にジングにミスンを無事に連れてくるよう言った日の事や、ミスンを見失ったと電話があった日の事、会社でミスンを見かけた気がした日を思い出す。その時、ホン女史の夢を見るインスクは、「彼には言わないでください…お義母さん」と言ってうなされるのだった。深夜、ユン医師は室長の尾行を予測していたかのように使いを出して家政婦からの手紙を受け取る。翌日、パルボンからタックと3日間手首を繋いで過ごすよう命じられるマジュンは、何かにつけて争ってばかりいるが、次第に思いやる兄の気持ちを理解して息を合わせ始める。そんな中、持ち株の維持が危うくなったインスクは株主総会を待たずにマジュンを入社させる考えでいる事をハン室長に伝える。一方、市場でチンピラから2年前の恨みでケンカを売られるタックは、マジュンを守るために"先にヒモを外した者は競合の日まで製パン室の出入り禁止だ"という競合の放棄を意味するパルボンの言葉を思い返して葛藤しながらも結局ヒモを外してチンピラの前に出て行き、2度と拳は使わないという誓いを守ってチンピラたちに殴られ続ける。人が食べるパンを作る手で人を殴るわけにはいかないと言うタックは過去の事を詫び、怒りが収まらず殴りたりないと言うならもっと殴れと言い、チンピラは2年前にイルジュンがタックを捜していた事を教えてタックを解放する。父が自分を捜していたと知ったタックは感激し、市場に戻って残りの材料費で母子の店にある麦とトウモロコシをすべて買い取り、子供からもらったトウモロコシ入りの麦飯おにぎりを食べる。その時、インモクがタックに声を掛ける。マジュンは何も言わずにタックの手首にヒモを縛り、店に戻ったインモクは約束をきちんと守った2人の出入り禁止を解くようパルボンに了解を求める。翌日、すべての材料費で麦とトウモロコシを買ったと言うタックに呆れるインモクだが、ジェボク、ミスン、マジュンの3人はそれぞれ自分たちの材料を分けてタックを助けるのだった。その夜、マジュンに会いに来たインスクは、パン屋を辞めて家に戻って後継者教育を受けるようマジュンの名前を呼んで言うが、その様子をタックが見ていた。

■17話
テジョがマジュンだったと知って驚くタックだが、同時にタックとの再会にインスクも衝撃を受ける。14年前タックらしき子を目撃したという人が居ると知らされたタックの母ミスンはユン医師と共に会いに行く。その男は、13・4年前に子供を遠泳漁業の船に乗せて売るよう指示を受けたが子供は逃げたと話し、ミスンは男の胸ぐらを掴んで泣きながら怒りを表し、指示を出した男を絶対に許さないと言う。2年もの間正体を隠していたのは、お前が嫌いだからだ…笑ったり話したりふざけるのを見るのも嫌だったのだとマジュンから言われたタックはユギョンの下宿先へ直行するが、ユギョンがそこに居ない事を知ってショックを受ける。一方、ハン室長から退社を促されるユギョンは2年ぶりにタックに会う約束の日に○が付けられたカレンダーを見つめる。同じ頃、ユギョンがタックに宛てた手紙がパルボン製パン店へ届き、ミスンは手紙をポケットにしまう。インスクはタックを戸籍から抜く事とマジュンを呼び寄せるという条件を聞き入れてもらえるなら、自分はチェ理事から買った株を譲って会社の事に一切口を出さないとイルジュンに言う。市場で会った母子がパン屋を訪問し、子供はタックの焼いたパサパサのパンを美味しいと言って頬張る。母親は麦飯の上手な炊き方やトウモロコシの処理法をアドバイスし、タックはイルジュンから教えられたパンがパサつかない焼き方を思い出して試作を繰り返し、ようやく思い描くパンを完成させる。ジングに会うイルジュンは、会社で見た気がしたのが事実かどうかを確かめる。そうだと認めるジングは、その前に聞きたい事があると言って、今も息子を捜しているのか…もし見つけた時には生き別れた母と別れる事になった原因を父が作ったと息子が知ったらアイツはどうなると思うのか、ようやく笑って生きる事が出来るようになったアイツが傷つく顔を見たくはないと言い、アイツとはタックで、2年前にタックが自分に会いに来た事を知らせる。競合の日、トウモロコシ入りの麦飯パンを作ったタックは、空腹の時に子供にもらった美味しいおにぎりとパンが作れるよう助けてくれた3人の気持ちをパンに込めながら作ったと話し、4人の中で一番香りがよいという評価を受けてミスンやマジュンと共に一時審査を通過する。その後、ミスンから手紙を受け取ったタックは、今日が約束の日だと知るやパンを持って待ち合わせ場所へ駆け付ける。一方、タックとの約束を守ろうとするユギョンだが、急にインスクに呼び出される事になる。母のやり方に腹を立てるマジュンは途中で席を立ち、ユギョンを連れ出す。同じ頃、イルジュンはジングを訪ね、タックの居場所を訊いていた。

■18話
こんな目に遭うために父の会社へ入ったのか…今すぐ辞めろと言うマジュンにユギョンは、私はあなたとは違って自分の力で生きて行かないといけない…ここまで自分の力で上りつめてきた…あなたやあなたの母親のために私の努力と経歴を諦めるわけにいかないと言い返して再びインスクの元へ戻る。ジングはタックの居場所を訊くイルジュンに、アイツの気持ちもあるので勝手に教えるわけにはいかないと言って謝りながら、競合が終わるまでアイツの心を乱したくないと言ってタックがパルボンの店にいる事を教える。衝撃を受けたイルジュンはマジュンの帰りを待って2年間も隠していた理由を問いただし、お前をどう許していいのか分からないと言って背を向ける。父を追いかけるマジュンは、競合が終わったらアイツの事を打ち明けようと思っていたと言うが父は、兄さんと呼べとだけ言って去って行く。遅れて時計台に現れたユギョンとずっと待ち続けていたタックは2年ぶりの再会を喜びあい、ユギョンを送り届けるタックは競合が終わったら一緒に旅に出ようと言って頬にキスして別れる。翌朝、ユギョンに管理室で待機するよう異動を命じたハン室長はユン医師の経歴から過去に出会っていた事を思い出して病院を訪ね、ミスンの居場所を問いただし、治療室に居たミスンは隙をみて逃げる。パン作りに一番重要な材料を1つ選ぶように言うパルボンは、小麦粉を選んだミスンとイーストを選んだマジュンとタックに、その材料を使わずに"世界一おもしろいパン"を作れと二次競合のテーマを発表する。父に会いに行くマジュンは、常に背中を向けて自分の話を聞いてくれなかった父になんとか理解してもらおうとするがイルジュンは弁解を聞こうともせず、自分の元で暮らす事が出来なかった幼いタックの苦労を思うだけで苦しく悲しくなるのだと言い、その気持ちを理解できるなら帰ってくれと言う。そこでマジュンは父の前に跪き、ただアイツに勝ちたかった…常に父さんにとって最優先だったアイツに勝って一番に父さんに話すつもりだったと言うが、イルジュンは信じられないと言って部屋を出て行く。その様子をドアの外から聞いていた室長はマジュンの肩に手を置いて立つように言うが、マジュンは体に触れるなと怒鳴って出て行く。ユギョンが管理室に追いやられたと知ったマジュンはユギョンを抱きしめながら「俺たち絶対に許さないでおこう…ここまで引きずり下ろした人たちを」と言い、もうこれ以上耐える力もプライドもないなら自分をつかまえればいい…自分は利用されてやるから母に復讐すればいい…俺だけを見ていろなどとは望まないし、お前の気持ちが誰に向こうが干渉するつもりもない…俺もあの人たちに復讐がしたいのだと言う。ユギョンを送るマジュンは、パンを渡しそびれて帰りを待っているタックが見ているのを察知し、ユギョンに顔を近づけて自分の提案を受け入れたらすべてを手に入れ、コソンの社長夫人になる事も出来るのだと耳打ちする。そして、腹を立てるタックに、ユギョンとは2年間真剣に付き合っている間柄だと言ってユギョンがコソン食品で働いている事を教え、頭が良く大きい野望を持つ彼女はお前ごときで満足する女ではない…この世の誰もお前なんて望んでいない、彼女も父もお前が戻ってくるのを心から望んではいないのだ…いい加減に身の程をわきまえろと言う。タックの帰りを待っていたイルジュンは落ち込んで店に戻るタックに傘を差し出し、2人は念願の再会を果たす。タックが一次競合を通過したと知ったイルジュンは喜び、タックが焼いたパンを食べて涙を流してタックを抱きしめ、「本当に美味しい…タック…悪かった…ずっと捜しだせなくて悪かった…そばに居たのに捜せなくて悪かった…私の息子…タック…」と言い、2人は泣きながら抱きしめ合う。

■19話
家へ帰ったイルジュンはインスクに、どんなに反対しようとタックを自分の人生から消すことはないと言い、持ちかけてきた提案を断る。そして、今はパンについて学ぶべき事も多く、何より自分がキム・タックとして生きていればこそ母が戻ってくる事が出来ると話していたタックの言葉を理解しながらも、タックを必要とし、何としてもタックにコソンを譲りたいと考える。一方、名前で呼ぶタックに腹を立てるマジュンは、どうすれば兄と認めるのか…競合で最後まで残れば…お前に勝てば兄として受け入れてくれるのかと言うタックに、負けたら永遠に消えられるか…自分や父の前から永遠に消えられるかと訊き、タックは勝負を受けて立つ。ミスンに助けを求めて"発酵"というヒントをもらったタックは、製パン室で発酵食品を使ってのパン作りを始める一方、タックの"発酵"という言葉にヒントを得たマジュンはコソンの研究員にイーストなしでパン生地を作るよう指示する。失敗を繰り返す研究員に2日以内に結果を出すように言うマジュンを見かけたイルジュンは失望したと言い、二度と開発室へ足を踏み入れないよう命じて自分の力で勝負するよう言う。部屋に帰ったマジュンはパルボンの机の上に置いてある発酵日誌を覗き見て酒種を使っていた事を知るが、すぐにパルボンに見つかる。ポンパンのレシピを知りたかったと言い訳するマジュンにパルボンは、謝る必要はない…自分は酒種でパンを作れるようになるまで7年掛ったが、お前には12日しかない…お前にタックのような優れた嗅覚があるなら別だが、お前の実力で12日で発酵種を見つけるのは無理だと言う。その頃、タックはコソン食品の前でユギョンを待っていた。タックはこんな生き方しかできない自分を責めるユギョンをデートに誘い、2人は楽しい時間を過ごす。別れ際にタックは、今は何もしてやれないが自分の事を信じてもう少しだけ耐えてほしい…お前を幸せにできる男になるまで耐えてほしいと話し、また会いに来ると約束する。家に帰ったユギョンは辞表をカバンに入れてコソンを辞める決意をするが、そこに男たちが現れて無理やり辞表を書かされる。翌日、ハン室長にマジュンと共にタックも後継者として呼びよせるつもりだと知らせるイルジュンは、これまでは目をつむってきたがこれ以上は我慢しないと釘を刺す。イルジュンがタックを呼び寄せる気でいると知ったインスクは、手段を選ばずにパルボンの店を閉めさせてマジュンを呼び寄せるよう室長に命じる。その頃、イルジュンの元にチョンサンに住んでいた人物の事が知れるという電話番号が届けられる。パルボンのタックに対する揺るぎない信頼を改めて知る事になるマジュンは、本で見た毒草発酵に必要な(誤って摂取すると味覚や嗅覚を失う)毒草を密かに入手する一方でタックに協力を求め、マッコリから発酵種を作るよう言う。インスクから謝罪を拒否されたユギョンはインスクへ復讐するためにマジュンの女になる決意をしてマジュンを訪ね、"許すな、自分を利用していい"と言った言葉がまだ有効なら…と言う。そんな中、タックは酒種パンを完成させ、イルジュンは教えられた番号に電話を掛けてみる。

■20話
電話の相手がミスンと知ったイルジュンは驚き、自ら車を運転して会社を出て行く。ユギョンを送り届けるマジュンは今なら引き返せるとユギョンの気持ちを確認し、母の好みの洋服を着て母の好きなゴルフも始めるよう言い、タックには二度と会わず、これから何があろうと後悔していると絶対に口にしないよう言って日曜に家族の集まりがあると教える。ミスンに会いに行くイルジュンはハン室長の指示を受けた者たちの仕業によって事故に遭う。翌朝、事故現場に駆け付けた室長は警察から運転手が失踪したと知らされて驚く。マジュンのカセットを壊し、母を捜すための貯金で弁償しようとするタックにミスンは、そんなに人がいいからユギョンを奪われるのだと言って2人が隠れて会っていると教えるが、タックは信じない。その頃、ユギョンはマジュンに言われたとおりデパートへ行き、かつて刑事から言われた言葉を思い出しながら特別待遇で服を選んでいた。一方、タックの水に毒草を混入しようとしているマジュンに声を掛けるジングは、無駄な競争心は疲れさせるだけだ…タックとお前は器が違う…絶対あいつには勝てない…憎悪の気持ちだけを深めても結局は敗者になるのだと言うが、マジュンは、あいつが何てことのないって事を競合で見せつけると言い返す。その後、マジュンはタックに一緒に食事しようと誘い、ユギョンを家族の食事の席に連れて行ってインスクを激怒させる。ジャギョンからイルジュンの交通事故と失踪を知らされたインスクは指示を出した室長を責め、今すぐイルジュンを捜し出すよう命じる。同じ頃、目を覚ましたイルジュンはミスンと14年ぶりの再会を果たしていた。マジュンに言われた店を訪ねるタックは、コソン家の家族の集まりにユギョンが居る事に驚きながらもユギョンを信じようとするが、ユギョンの謝罪に言葉を失う。毒草の入った小瓶が見つかって焦るマジュンは風邪薬だと誤魔化すが、ジングとパルボンはその小瓶を見つめる。部屋に帰ったマジュンは新しいカセットに驚き、ミスンはタックが貯金を下して買った事を教え、そのお金がどんなお金かは今さら私が言わないでも分かっているはずだ…自分の何を奪われるかも知らず大切なお金でそんな物を買って…この世にそんなバカな奴はいないと言う。翌朝、タックは製パン室で倒れているところを発見される。高熱を出している事からミスンの母はマジュンが風邪薬を持っていた事を思い出す。一方、製パン室にいるマジュンは昨日持っていた風邪薬が話題になり、気の利く奥さんならもう風邪薬を飲ませているだろうという言葉に慌ててタックの部屋へ向かう。しかし、その時ミスンはタックに薬を飲ませていた。。

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■21話
タックは元気かとイルジュンに訊ねるミスンは、続けてインスクの安否も問い、ホン女史が雨の中で倒れていた日の翌日に家政婦がインスクの部屋で雨に濡れた服を発見した事と、その前夜にインスクとハン室長が一緒に離れの方へ向かったという噂が当時会長宅で働いていた人たちの間に広まっていたを教える。一方、目を覚ましたタックは味覚と嗅覚がない事に驚き、医師の薬物中毒による麻痺症状だという診断にさらに驚く。毒草をゴミ箱に捨てたマジュンは嗅覚を感じない様子のタックに近づき、女と嗅覚まで失った状態で競合を続けられるのか…諦めたらどうだ…手段を選ばないと言ったはずだと言う。そして、この事実は黙っておくべきだ…明らかにすれば薬を飲ませたミスンが自分を責める事になると言うが、それをミスンが陰で聞いていた。ジングから捨てられた小瓶を渡されたパルボンは、その毒草をマジュンが所持していた事とタックがそれを口にした事を知って驚き、当分タックはパンを作れないかもしれないと話し、この件に関して口止めをする。車のブレーキは何の異常もなく、事故は運転ミスによるものだろうという警察の調査結果を室長から聞かされたイルジュンはジングに会い、タックのために頼みを聞いてほしいと言う。タックが焼いたパンを食べるミスンは感想を伝え、2年間の練習を手が覚えている…嗅覚がなくても不可能ではないから頑張れ…治るまで私があなたの舌となり嗅覚になると言って涙を流しながら申し訳なさを伝え、タックはそんなミスンを抱きしめながら大丈夫だと言う。ミスンが現れたと室長から知らされたインスクは、タックに会う日時をわざと家政婦の耳に入れる。そんな中、再び現れた男によって、"去者必返"と書かれた紙で包んだ石がパン屋に投げ込まれ、インモクは「チュンベさんが戻って来たのでは…」とパルボンに話し、パルボンは発酵日誌を見つめる。競合を5日後に控えたタックは、こんなやり方で勝ったらお前はまたいつか誤ったやり方で勝とうとする…そうさせないために俺はお前が勝てない事を思い知らせてやる…お前がユギョンを奪おうと嗅覚をダメにしようと俺は諦めないとマジュンに言い、ミスンの助けを受けながらパン作りに励む。石を投げ入れた男はマジュンに、ポンパンを知っているか…ポンパンを作ったのは自分だと言って声を掛け、競合を通過できる方法を教える代わりに頼みがあると言う。競合前夜、ユギョンに会うタックは、幸せになるために選択したのなら振り返る事なく俺に悪いと思う事なく幸せになる事だけを考えろ…お前は幸せにならないといけない…世界一幸せになると約束してくれと言い、頷くユギョンを見届けて背を向けて歩き出す。翌日の二次競合でミスンは小麦粉の代わりに米粉を使ってケーキを焼いて合格し、タックは数種類の発酵食品を使ったパンを焼いてみたが失敗したと言いながら、その中で学んだ事を楽しそうに話す。酒種でパンを作ったマジュンはパンを試食して、お前の考えたレシピに間違いないかと訊くパルボンに自分が考えたと答える。同じ頃、インスクの罠かもしれないと言うユン医師の制止を押し切って家政婦から伝えられた場所へ出向くミスンは、インスクと対面する事になる。一方、パルボンは競合の結果を発表する。「お前たち2人のうち、ひとりは脱落で、もうひとりは通過だ。二次競合の脱落者は、ソ・テジョ、お前だ!」

■22話
ごく少量のイーストを使用しながら混入を誤魔化す方法をチョンペから教えられるまま実行したマジュンはパルボンから脱落を言い渡される。自分のレシピで挨拶したかっただけだと言うチョンベの言葉に利用されたと知ったマジュンは、認定書をもらうためにどれだけ多くの物を犠牲にしてきたと思っているのだと怒りを表すが、チョンベは、パルボンの認定書など君にとって何の意味もなくなる…発酵日誌を持ち出せば自分がパルボンの名匠タイトルを壊してやる…一緒に復讐したくないかと言う。マジュンは、もう一度パンを作るチャンスを与えてほしいと訴えるがパルボンは断り、勝つために友人を傷つけた上に自分まで騙した事や過ちに気づいても悔いる様子を見せない態度を責める。そして、認定書が欲しいならさらに2年耐えろと言うパルボンに対し、マジュンは反省を見せることなくチョンベの誘惑を思い出す。タックに家に戻って自分のそばで仕事を覚えてほしいと言うイルジュンは、自分の周りには信頼できる人が居ない…もう誰を信じていいのかわからないと話し、もし母親を見つけたら戻ってくれるかと訊くが、タックは、そうなればより一層戻る事はないと答え、イルジュンは苦悩する。帰ろうとする父とタックの姿を見たマジュンは製パン室に火をつけて発酵日誌を持ち出し、ユギョンを訪ねる。翌日、家政婦をクビにしたインスクは、持ち株を奪われないために何としても午後6時までにナ社長に会うようハン室長に命じ、室長はミスンの手に渡った株を無理やり奪い取る。そんな中、チュンベがポンパンの権利を主張した陳情書を提出したためにパルボンは名匠タイトルを奪われる危機に陥る。元々ポンパンは長年酒種の研究を続けたパルボンと天才的な嗅覚を持つチュンベの合作だったが、ポンパンのヒットによりチュンベはレシピ通りに作らずに添加物を入れて作り始めてパルボンの怒りを買い、2人は別れてパンを作るようになり、結局チュンベのパンは売れなくなった経緯がインモクの口から皆に知らされる。その後パルボンは倒れ、名匠タイトルを奪わせないためにタックは代理で異議申し立てを行い、タックはガプスが買ってくれた特効薬を飲んで嗅覚を戻そうとしながら皆で力を合わせてポンパン作るためにマッコリを作る。そんなある夜、タックはパルボンから「まだ嗅覚は戻らないのか?自分自身をもっと信じろ。においを感じないと思っていると絶対に嗅覚は戻らない。すべては心から始まるのだ。においを感じないという恐れは捨てろ。そうすればすべてはうまくいくものだ」と笑顔で言われる夢を見て、再び匂いを感じる。そして、パルボンの名匠タイトルを守るためにタックとマジュンの戦いが始まる。

■23話
味覚と嗅覚を取り戻したタックは、発酵のにおいを感じた瞬間に子供のころ食べたポンパンの味を思い出したと言って対決に挑む。相変わらず勝つために手段を選ばないマジュンに対し、タックは勝つためではなくパルボンや店の仲間のためにここに居るのだと考えながら、パルボンの教えどおり急がず時間を掛けてポンパンを焼き、無事パルボンの名匠タイトルを守る。負けたチョンベは、天才的な嗅覚だけで成功を夢見た自分の負けを認めながらパルボンに会わずに去って行く。家に戻ったマジュンはポンパンのレシピが分かったとイルジュンに言うが、イルジュンはチョンベさんのレシピなら必要ない、自分はお前にポンパンのレシピを望んだ事はないし先生の認定書をもらってこいと言った覚えもない、お前に何を望んでいるのかを早く理解してほしいと言う。マジュンと政略結婚させようと考えている娘と一緒にいるインスクに声を掛けるミスンは、イルジュンが交通事故に遭った時に二日間家にいて忘れて帰ったと言いながらネクタイを差し出してインスクを怒らせる。母から食事会に誘われるマジュンはユギョンと会うからと断り、結婚はユギョン以外とはしないと父に言う。イルジュンは初めて自分の目を見て自分の考えを話したマジュンの気持ちを理解してユギョンを連れてくるように言い、怒るインスクに、後悔する結婚はさせないつもりだと言う。そんな中、パルボン製パン店のパンから鉄の臭いがすると苦情が相次ぎ、営業停止の処分を受ける。疑わしい車を見たジングは警察にいる知りあいに頼んで車両を調べ、コソンが所有する車という事実を知ったタックは、すべてが自分のせいなのかと驚く。ユギョンに会うイルジュンは、自分が出来なかった事を代わりにしてくれたら嬉しい…心からマジュンを大切にし、味方になってやってくれと話してユギョンを受け入れ、秘書室へ復帰するよう言う。父が許してくれたと知ったマジュンは素直に喜び、そこへタックがやって来る。あんなパン屋の事で父を煩わせるな…パルボン先生なんてもう自分の頭にはない…営業停止になろうが名誉が傷つこうが関係ないというマジュンの言葉から、競合とポンパンの試験で負けた腹いせと感じたタックはマジュンにそれを確認し、「だったらどうするつもりだ?」と答えるマジュンに殴りかかり、ユギョンに止められる。そして、イルジュンに経緯を話して真相を究明してほしいと頭を下げ、ユギョンに目をやって出て行く。ミスンに出迎えられたタックは自分のせいで皆を苦しめてしまった事に耐えられなかったと話し、約束を破って人を殴った事を詫びる。一方、営業停止に関わった社員を呼び出すイルジュンは誤解だと社員を庇う室長に、タックを苦しめるためなのか…息子に関わるだけでは物足りなく、師匠まで苦しめるとは…これ以上君の凶悪な行動は我慢できない、1週間の間に身辺の整理をして辞表を出せと言い、パルボンの元へ向かう。タックを製パン室に誘うパルボンはタックとマジュンの関係についてイルジュンから聞いていた事を教え、自分の生涯の後悔はただひとりの友人を失った事だ…ポンパンを作らなくなったのは友人を失くした痛みのせいだった…この世で人より大切なのはどこにもない…君はどうするつもりかと訊き、パンをオーブンに入れてパンが焼ける時まで待つというタックに笑顔を見せる。タックを見ながらタックの成長を感じるパルボンは、「人生は野原の花のように散れば元にいた場所もわからないものだ…しかし人生の終わりに君に会えて本当に楽しかった、タック」と心の中でつぶやきながら永遠の眠りにつく。焼きあがったパンをパルボンの前に持ってくるタックは動かないパルボンの手を握り、そこにパルボンとタックを捜しにきた仲間たちとイルジュンが集まる。。。T_T

■24話
イルジュンは報道の影響で参列者のいない葬儀になって残念がるインモクに、先生はいつも真実はいつか明らかになると仰っていた…先生を知る人たちは変わらず先生を尊敬しているはずだと言う。その言葉どおり、出棺の時には弟子たちが姿を見せて遅れた事を詫び、涙を流しながら冥福を祈ってパルボンを見送る。葬儀から帰ったマジュンは、生前パルボンが発酵日誌をマジュンが持ち出した場合を予想して書いていた"世界一お腹いっぱいになるパンは人のための心だ。世界一面白いパンは君自身が楽しむためだ。世界一幸せなパンは君がこれから生きながら作らなければならないパンを意味する。これが君に与える私の最後の課題だからどうか必ず守るように願う"と書かれた手紙を読んで涙を流し、タックもまたパルボンが残した三次競合のテーマ"世界一幸せなパン"と書かれた掛け軸を受け取って号泣する。イルジュンに会うジングは以前協力を求められていた件について、それがタックのためでありパン屋をあんなふうにした者への復讐になるなら受けると返事し、何をすればいいのかと訊く。一方、まだマジュンを後継者に任命できるほど株が集まっていない事から焦るインスクはマジュンに結婚を急がせようとするが、マジュンは自分にはもうユギョンしかいないのだと訴え、母親に自分の思いを分からせようと拾ったブレスをユギョンに贈って週末につけてくるように言う。亡くなった祖父の存在の大きさに気づいて泣くミスンを慰めるタックは、翌朝パルボンが最後に作ったパンを焼いて皆に食べさせる。その後、ジングはインモクにだけ挨拶して店を出て行き、ハン室長を訪ねる。ミスンに会うイルジュンは、こんな復讐は傷を深めるだけだ…過去の事は許してもらえないかと言うが、ミスンはインスクと室長が12歳のタックを船に乗せて売ろうとした事実を教えて絶対に2人を許さないと言う。ミスンを見送るイルジュンは左手に異常を感じるが、インスクがミスンを尾行したと知らされて自分もあとを追う。一方、尾行に気づいたミスンはチョンサンに向かい、自分が落ちた崖の上でインスクを責めて一緒に落ちようとする。そこで声を掛けるイルジュンは、すべてはタックをコソンの長男にしようと考えた自分のした事で、ミスンを保護しようと人を送ったのもミスンからタックを引き離す事になったのも自分のせいだと言う。今も母を恋しがるタックが立派なパン職人になったと知らされたミスンは泣き崩れるが、そこでイルジュンが倒れる。深夜、室長はイルジュンの書斎に忍び込んで株に関する書類を探すが見つからず、それがマジュンのためだと言われたインスクも一緒になって探す。その頃、自分の身に何かあった場合はタックに届けるようにとイルジュンから依頼を受けていた弁護士はタックを訪ねて書類を渡し、イルジュンが脳出血で倒れた事を教える。封筒を開けてみるタックは、もし自分に何かあった場合に自分の代わりとなるのはお前しかいない…すべての権利と持ち株を一任するからコソンを頼むと書かれた委任状と不動産の権利書、株券を見て驚く。翌日、決意したタックはク・イルジュン会長の長男としてコソン家に帰って行く。

■25話
会長の息子として来たと言ってイルジュンの部屋に入るタックは、「僕が何をすれば会長をお守りできるかは分かりませんがやってみます…先生に続いて会長まで亡くすわけにはいきません…何があっても必ず守ります…父さん」と語りかけ、家族の前で委任状を示してイルジュンが弁護士を通して自分にすべてを託した事実を伝える。イルジュンがマジュンに何の配慮もしないのは感づいているのでは…とハン室長は考えるが、インスクは認めようとせず、マジュンは自分の息子だし彼の息子だと言う。父親からタックがコソン食品の長男で、ここを出て行くかもしれないと知らされたミスンは複雑な気持ちになるが、タックは、出て行くのは会長が目覚めるまでの間だけで、営業停止になった件を明らかにするためなのだ…自分にとってここは故郷であり我が家だと言う。そして、「私がどれだけあなたを好きか知らないでしょ」というミスンの頭を撫でながら自分も好きだと軽くかわしてミスンを怒らせる。翌日、弁護士と共に出社するタックは復帰したばかりのユギョンと顔を合わせて驚く。一方、マジュンは眠るイルジュンにタックには何も奪わせないと挑戦的に言って出社し、イルジュンの意思を尊重して席を立つ理事たちに自分に楯つくなら敵とみなすと言って理事たちを黙らせる。タックがしばらくコソン家で暮らすと知ったミスンはお弁当を持ってタックを訪ね、怯まず、食事を抜かず、胸を張ってキム・タックらしく頑張れと励ます。その日のマジュンの行動を喜ぶインスクは夫が意識不明の中、祝杯をあげて喜ぶ。そして、マジュンと結婚を考えていると言うユギョンに対して負けを認めて退くよう言うが、ユギョンはすでに会長から許しをもらっている事を教え、恥ずかしくない嫁になるから受け入れてくれと言ってインスクを激怒させる。そこで姿を見せるマジュンは、私が死ぬのを見たいのかと言う母に、母さんこそ僕が死ぬのを見たくないなら結婚を認めてくれと言ってユギョンのしているブレスをかかげて見せる。2人と入れ替わるように家に帰って来たタックは眠るイルジュンに毎日山積みの書類に目を通す大変さを愚痴ったり、理事会できちんと説得できるかという不安を口にする。そして、本気でこの家に戻ってくる気なのかと訊くジェギョンに、会長が目覚めるまでの間だけだ…朝晩だけ会長の顔を見させてくれればそれでいいと答える。翌朝、出社したタックは山積みの書類を片付けるよう秘書に言い、この3年間で一番売れたパンと売れなかったパンをグラフにする事と、3年間に発売したすべてのパンを持ってくるよう指示を出して自らパンを焼き、コソンの経営状況について学びながら秘書たちと仕事を進める。理事会当日、インスクは眠るイルジュンに理事会ではマジュンが勝つ事になると語りかけて出て行く。タックにスーツを届けるユギョンは、大丈夫なのかと訊くタックに、自ら選んだのだから大丈夫だ…幸せになると答える。理事会が始まった頃、パク弁護士は眠るイルジュンに、すべては会長の指示どおり進行していると語りかけ、イルジュンは静かに目を開く。一方、タックがイルジュンの代理としてコソン食品に入ったと知らされたミスンも会社へやってくる。

■26話
コソンで発売してきたパンを自ら焼いて理事たちに試食させるタックは、この30年コソンを守って来た力はパンだったのではないか…パンを作る以外何も出来ない自分をここに立たせたのは会長が自分の志を守ってくれという意味なのではないかと言い、再度開かれる理事会までのひと月間チョンサンの工場で新商品を開発するよう指示を受ける。チョンサンへ向かうタックは母親とは気付かないまま具合の悪そうなミスンに声を掛け、それがタックだと知ったミスンはすっかり大人になったタックに感激しながら倒れてしまう。理事会の結果をイルジュンに知らせる弁護士は、経営状況の悪いチョンサン工場でどれだけの成果を出せるか…と心配する。一方、製品開発室のチーム長の座に就いたマジュンは出来るだけ早くユギョンと結婚させてくれと母に言い、あのブレスを拾った場所を教える。驚くインスクは、何を見て何を聞き何を知っているのかと訊くが、マジュンは、もうこれ以上訊かないでくれ…ただ結婚を許してほしいと言う。そこでインスクはユギョンに跪かせて、祝福される結婚などは夢見るな、息子を産むまでは婚姻届は出さない、これで私に勝ったとは思うな、結婚は新たな戦いの始まりだ、いつまでコソン家の嫁として耐えられるか見てみようと言う。チョンサン工場に到着してすぐに工場内の温度湿度の管理がなっていないと気づくタックだが、その工場でユギョンの父が働いていると知って驚く。ユギョンの父は自分を監獄に入れた娘を今も恨んでいて、ユギョンの話題をするだけで腹を立てるのだった。ハン室長はジングに3.8%の株を持つ所有者を密かに連れてくるよう命じる。同じ頃、ユン医師はミスンに、半年以内に国内で提供者が見つからなければ海外ででも角膜移植をしなければいけない状況である事を教え、タックに会うべきだと言うが、ミスンはタックの顔を見たからもう十分だと拒否する。ユギョンが居た施設の資料を室長に渡すインスクは、ユギョンの方から結婚を諦めさせるべく、ユギョンの実の父親を調べるよう命じる。急いでユギョンに父親の事を知らせようとするタックだが、マジュンから父親が目覚めたらすぐにでもユギョンと結婚すると知らされ、家族となるのだから諦めろと言われて今ユギョンに父親の事は教えるべきではないと考える。久しぶりにパルボンの店を訪ねるタックは皆にチョンサン工場で作られパンを食べさせ、インモク・ガプス・ジェボクの3人に工場に潜入させて現状を把握する。そして、10億もの着服の事実を3人に知らせて引き続きの協力を求めて頭を下げる。室長がユギョンの父をユギョンに会わせようとしていると知ったタックは、それを阻止しようユギョンの居場所を調べて駈けつけようとする。その間に室長はユギョンの父をユギョンが衣装合わせをしている店まで連れて行く。同じ頃、室長の命令どおり株主を連れ出そうと病室を訪ねるジングは患者に声を掛けるが、ミスンの顔を見て驚く。一方、ユン医師はタックに訊く。「キム・タックさんですね?チョンサンに住んでいたキム・ミスンさんをご存じですか?キム・タックさんのお母さんです」

■27話
驚くユギョンは父に向かって「どなたですか?」と訊ね、自分の父はこんなにみすぼらしく小汚くはない…いつも酒に酔って怒鳴り、ちょっとした事で殴り、鼻血が出ようと全身アザが出来ようと手足が折れようと情け容赦のない人だった…こんな事までして結婚を阻止したいならもう少しまともな人を連れてくるべきだったのではないか…この人は父親ではないと言い、昔を思い出して倒れてしまう。一方、タックは母の古い友人と名乗るユン医師について病院へ行くが、ミスンは旅に出ると置手紙を残して退院していた。自分たちが勝つために必要な株は5.8%で、すでに3.8%を所有する人物を探しだしたと話すハン室長はインスクの手を握り、自分が常にそばに居る事を忘れないでくれと言い、それを聞いていたイルジュンは誰も居なくなった部屋でそっと目を開ける。工場の社員の金を盗んで暴力を受けるユギョンの父を助けるタックは、たったひとりの血のつながった娘が可哀相に思わないか…いつまでも娘の人生に関わっていて恥ずかしくないのかと訊き、二度と人の金に手を出さずに何かあれば自分の所へ来るよう言ってお金を渡す。そして、友人の父親は自分の父も同じだと言って、娘に恥ずかしくない父親になるよう諭す。目を覚ましたユギョンに、あんな父親のために泣くな…傷つけようと産んだ人の事など無視すればいいと言うマジュンは、日曜に自分と結婚してくれるかと訊き、翌朝、眠る父や家族の前で結婚すると知らせる。工場のパンが美味しくないのは材料に問題があると言うインモクは小麦粉の取引先を替えるしかないとタックに話し、その会話を盗み聞きした工場長は室長に知らせる。室長は業者変更に断固として反対するが、帳簿と実際の粉の差額を何者かが着服していると疑うタックは、この件に関わっていないなら何故そんなに拘るのかと訊き、さらに、代理人の自分には人事権があるのだから言葉に気をつけるよう注意する。マジュンに自分はユギョンとは無関係だと言って室長からもらった金を渡す父を見たユギョンは父を呼びとめ、タックに怒られた事を教えて父親は居ないものと思って幸せになれと言って帰って行く父を見送る。室長に金を返しに行くマジュンは、結婚によってどんなに大きな物を失うか考えたのかと言う室長に、「手に入れられない女を生涯眺めて生きていくわけにはいきません。世の中にそれ以上の不幸がどこにあるんです。ですよね、おじさん?ユギョンの父親のような人でさえ子供の幸せのためにどうすべきかを理解しているのに、なぜうちの家族はそれが分からないんでしょうね」と言い、二度とユギョンとの事に口出ししないよう言う。同じ頃、ユギョンから辞表を渡されて結婚を知らされるタックは驚きながらも笑顔を見せて祝福し、必ず幸せになってくれと言う。日曜日、マジュンとユギョンは教会で静かに式を挙げる。そんな中、母がジングに連れ出される監視カメラの映像を見せられたタックはインモクにジングの居場所を訊ね、ジングが妹の手術費用のために仕方なく室長と手を組んだと知らされて驚く。別荘にいるミスンに会いに行く室長は株を譲るという書類へのサインを拒むミスンの処理を部下に命じるが、ジングは14年前に出来なかった処理を自分をさせてほしいと申し出てミスンを車に乗せる。そこへタックが駈けつけるが、母を乗せた車は走り去ってしまう。

■28話
ジングは後部座席のロックを外してミスンを逃がすが、すぐにチンピラに捕まってしまう。母を見つけたタックは何度殴られても立ち向かい、どれだけ殴られたらどいてくれるのか…母に会うまでは絶対に引きさがらない…12才の時に別れて14年も捜し続けた母がすぐそこにいるのに…あんたなら引きさがれるか…あんたにも母親がいるだろう…生死のわからなかった母親の消息を知った息子がどんな気持ちかわかるだろう…母の顔を見せてくれと嘆願し、タックとミスンは14年ぶりの再会を果たす。結婚式のあと、ユギョンにタックのどこがそんなに好きなのかと訊くマジュンは、12才の時から胸にしまい込んでいた面白い話としてブレスの秘密について話し、ユギョンをひとり残して遊びに出る。翌朝、タックは母をパルボンの家へ連れて行ってしばらくここに居るよう言い、会長が目覚めたらすぐに戻って来るから近くに部屋を借りて一緒に暮らそうと言う。そんなタックに感激して涙を流すミスンは、タックが立派で優しく成長した事に感謝するのだった。ジングから報告を受けるイルジュンは、疑い深いハン室長に注意しながら頼んでいた資料を手に入れるよう言い、すべてはタックのためなのだと念を押す。右半身に麻痺が残るイルジュンはベッドに戻る途中で倒れ、それを見つけたジャギョンに対して口止めし、これは真実を知るためなのだと言う。ホテルを訪ねるインスクはコソン家では別居は許されないと言ってマジュンのマンション探しを中止させたとユギョンに伝え、夕方までに家に戻って来るよう言う。その時、マジュンが女連れで姿を見せる。同じ頃、チョンサン工場がパンを出荷出来ない状態に陥り、ジャギョンは何の計画も立てないタックの無責任さを責める。タックは助けを求めるがジャギョンは、5年かけて一から仕事を覚えた自分と違い、何の努力もせず息子というだけで開発室のチーム長や代表の座に就くあなたたちに教えたくはないと断る。そこでタックは、お姉さんは会長のように誰よりもコソンを心配しているし自分はお姉さんの弟だ…出来ない事を怒るのは当然だ…助けてもらえないかと言って頭を下げる。まるで自分を見ているようで可哀相だったからマジュンを選んだと話すユギョンは、あなたの望む終わりがどこなのかはわからないし、そこで誰が傷つくかもわからないが自分たちはそこまで行かないと終わりが来ない…行く所まで行こうとマジュンに言って席を立つ。その夜もマジュンはユギョンの元には戻らず、翌朝の朝食の席でユギョンはインスクにブレスを示しながら、これは母の物で14年前に庭で拾ったとマジュンが言っていたと教え、大雨が降った日の事を覚えているかと訊く。14年前のあの夜を思い返すジャギョンは父の「タックの面倒を見てやってくれ」という言葉を思い出し、タックに会いに行く。一方、室長を書斎に呼ぶインスクは、マジュンが14年もの間ブレスを隠し持っていた事を教えて何かを見ていたようだと話すが、室長は12才のマジュンがそこに居たなど考えならない…たとえ見ていたとしても12才の子供が14年も隠し通せるわけがないと言う。そして、マジュンがユギョンにすべてを話した事を教え、もしマジュンが本当にあの場所に居たとしたら…お義母さんが亡くなった夜に私たちをそこで見ていたらどうするのかと心配するインスクに、ユギョンに直接話を訊きに行くと怒って言うが、その瞬間、2人はドアの隙間から睨んでいるイルジュン見て愕然とするのだった。そんな2人にイルジュンは言う。「母さんが亡くなった時、2人はどこに居た?絶対に2人を許さん!絶対に!」

■29話
大奥様は偶然な転倒事故だった…自分たちを罪人扱いするなと反論するハン室長は、母は息子のように面倒をみたのにと言うイルジュンに、大学まで行かせてもらったが召使いのようにこき使われ、家族として受け入れられた事は一度もなかった…その間に味わった悲しみと屈辱を理解できるか…君は自分を友人だと思った事はあったかと言う。そして、友人と思っていたからこそ今までの悪行を見逃したのだ…君は妻への想いを心に秘めていたから見逃すほかなかった…しかし母は別だ…絶対に2人を許さないと言うイルジュンに「もう君の時代は終わった」と言い、イルジュンを突き倒して部屋を出て行く。イルジュンを部屋へ連れて行くマジュンは、あの時に自分が状況判断できていれば…と言ってイルジュンの部屋のドアを叩いていた事を打ち明け、自分みたいな者が生まれて申し訳ないと謝る。ジャギョンから米でパンを作ってみるよう言われたタックはインモクたちと試作を繰り返して満足いくパンを完成させるが、工場長の顔色を見る社長たちは今までのパンと変わりはないと文句をつけ、約束どおり3倍の違約金を支払えと言う。ユギョンは自分のせいで家がこんな事態になったと怒るインスクに、自分はまだカードをたくさん持っている…室長が父を使ってタックの母親を拉致しようとした事やチンピラを使って無理やり自分に辞表を書かせた事などを明らかにすれば2人は困るはずだ…コソンの嫁からそんな話が出れば…それもそんな浅はかな事をコソン家の妻がしていたとなれば世間は興味を持つはずだ、自分は父親を警察に通報した人間なのだから出来ないわけはない…コソン家の妻の座から退いてくれと言う。一方、マジュンは新商品の開発をしようとしない事を心配する室長に何故そんなにも自分に執着するのかと訊き、自分はク・イルジュンのただ一人の息子だ…父を裏切った者は自分にとっても裏切り者だと言い放つ。最近のマジュンの様子を知らされたタックはマジュンをクラブから連れ出し、立派な家もあり家族もいるのに何に文句があってそんな事をしているのかと責める。そして、父やコソンやユギョンは見せかけにすぎず自分の物など何もないのだと言うマジュンに、お前はもう子供じゃないし結婚して家族も居る…第3競合もまだ終わっていないのだと言ってパルボンが残した第3競合のテーマを見せる。翌日、米のパンの出荷を望む声が相次ぎ、チョンサン工場では工場長を始め全員が一丸となって新商品の生産を始めて売上を順調に伸ばす。一方、マジュンも室長から資金の援助を得て新商品を完成させるが室長には知らせない。すっかり弱気になったインスクからここで終わりにしようと言われた室長は驚き、マジュンがコソンを引き継げば永遠に自分の女になるという約束を忘れたのか…自分はそのために生きて来たと言うが、インスクは、自分は彼でないとダメなのだと謝る。その後、室長は書類を盗みだそうとするジングを直前で捕まえるが、すでに書類は持ち出されていた。同じ頃、室長の命令を受けた秘書は会長の意識が戻ったと言ってタックを車に乗せて連れ出す。車いすに乗って室長の前に現れたイルジュンは2人の息子を守る唯一の方法だと言って、検察庁の電話番号と二度と戻ってこないという条件付きの海外行きの飛行機のチケットのどちらか一方を選ぶよう言い、怒った室長は自分も同じように2つの選択権を与えると言い、「どちらかを選べ。コソンか息子か…コソンかキム・タックか!?」と訊く。

■30話(最終回)
チョンサン工場にいるタックに電話をしてみせるイルジュンは、検察庁か空港のどちらへ行くのかと室長に選択を迫る。皆が去った後に室長の部屋から持ち出した帳簿を会長室に置いて出て行こうとするマジュンは、タックを捜すチャ秘書からの電話で、ナム秘書がタックに会いに工場へ来ていた事を知らされ、会社に居たナム秘書を問いただす。一方、再び会社へ戻った室長は屋上で待っていたタックの首元をつかんで「全てはお前のせいなのだから俺を恨むな…お前が死ねばマジュンが生きるのだ」と言い、皆が幸せになれるのに何故そんな事をするのかと言うタックに、お前が勝つとマジュンが落伍者となり、お前が存在しているとマジュンは永遠に2番手になる…皆が幸せになるなどありえないし、この世は勝たなければ意味がない…マジュンは自分のようにしたくなと言ってタックを屋上から突き落とす。その後、タックはジングによって助けられ、警察に通報したマジュンは手錠をかけられる室長を無視してタックに声を掛けて出て行く。家に戻ったイルジュンは、マジュンはあなたの息子だと言うインスクに呆れながら母の部屋へ行き、遺影に向かって今後は子供たちに全てを任せると話しかける。パルボンの家に帰ったジングはミスンに頭を下げて謝罪し、タックは来週から店が正常営業できるだろうと皆に知らせる。室長は面会に来たマジュンに二重帳簿の事は気にするなと言い、あなたが一度でも尊敬できる姿を見せてくれていたなら…その思い出ひとつで少しは生きやすかっただろう…そうだったならあなたをずっと簡単に許せたのに…おじさんに顔を見せるのはこれが最後ですというマジュンの言葉に涙を流す。普段の素振りからタックの母にタックへの想いを気付かれていたと知ったミスンはタックの鈍さを愚痴り、男とはそんなものだと言う言葉に納得する。その会話を耳にして皆に知らせるガプスは帰って来たタックに結婚話がないかを確認し、結婚相手というものはすぐ近くに居るものだと言う。その後、タックは社内で人気があるというチャ秘書の言葉を気にするミスンの手を握り、わざと気付かないフリしようとしたわけではなく一つの心に二人を入れられなかった…心はそんな簡単に切り替え出来ないから…でも生きて来た日より生きて行く日々の方がずっと多いのだから、これからお前の思い出がずっと多くなると言う。一方、マジュンは最後まで復讐すると言うユギョンを抱きしめながら心から愛していると伝え、自分の間違いを詫びる。その後、マジュンは理事会が終わり次第地方に行かせたユギョンの元へ行くと母に知らせ、別れろと言う母に、これからは自分のために生きたいのだと言って背を向ける。タックは持ち株を差し出す母に、自分の実力でどうにもならない場合は潔く退くから心配しないよう言い、自分の結婚する姿や孫の顔も見たいだろうと言って目の治療を受ける事を納得させる。理事会でタックはジャギョンを代表に推薦し、賛成するマジュンの株を合わせて過半数を超える事から戸惑う理事たちを納得させて無事理事会を終える。その後、タックは実は自分たちは兄弟ではないと言うマジュンに、お前が何を言おうと自分は兄に違いない…兄とは弟がつらい時に元気を与えるものだ…助けが必要な時はいつでも言えと話し、マジュンはタックに一度だけ「ありがとう」と言う。自分が開発したパンを焼いてユギョンに会いに行くマジュンは、これから何をすべきかを考えるための旅行にユギョンを誘う。パルボンの家に戻ったタックはパルボン製パン店の再開の朝、パルボンが残した"世界一幸せなパン"と書かれた文字を見て気持ちを高め、パンを作り始める。。(完)

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[ 2010/06/09 00:00 ]  「さ行」




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